ディフェンシブに投資するII

情報いろいろ

 みなさんこんにちは😄

 日々ブログを書いていると、変化に乏しくなり、ついつい変化を求める記事を書きたくなります。

 ということで、今日はなんの日と検索すると、4月16日クラーク博士が、1877年4月16日、Boys,be ambitiousという言葉を残して、北海道を去った日とありました。

 青年よ大志を抱け。なんか、青空のもと、公園に立つクラーク博士の銅像が思い起こされますが、投資の世界でも若いうちから始める株投資は、時間という武器を最大限に使えるので、まさに青年よ資産を作れと言えるのでは無いでしょうか。強引かも・・・💦。

 前置きはこの辺でということで、今日は、昨日に引き続き、ハワード・マークス氏の著書「投資で一番大切な20の教え」から「ディフェンシブ投資」という投資の考え方について深掘りしていきたいと思います😃

ディフェンシブに投資するとは

この本で紹介しているディフェンシブに投資とはどいうものなのか、結論から言ってしまうと、

1.負けない投資をする

2.恐怖心をもって投資せよ

ハワード・マークス「投資で一番大切な20の教え」17章より

この結論について、まずは、1.負けない投資とはどう言うものかについて解説します。

ハワード・マークスによると、友人から投資のアドバイスを求められた時、相手のリスクとリターンに対する姿勢を理解するため、以下の質問をすると言います。

「儲けることと、損失を避けること、どちらを優先するか?」

返ってくる答えは決まって、「両方」だそうです。

ハワード・マークスの考えでは、儲けと損失回避を最大限に両方追求することは不可能だと言っています。よって、投資家はこの二つの目標に関するスタンスをはっきりさせる必要があり、そのためには、どのようにバランスをとるのが妥当なのか投資家が自ら決めなければならないとしています。

つまりは、どちらを優先するかということです。

この議論をする上で、ハワード・マークスは、チャールズ・エリスの名論文「敗者のゲーム」を土台として、投資をテニスになぞり解説しています。

プロとアマチュアの違いは、プロが失点するが相手の完璧なプレーによるものに対して、アマチュアのテニスはミスが少なかった者が勝つ「敗者のゲーム」であると言っています。

このことは、アマチュアが行うどんなスボーツにも言えることでは無いでしょうか。

自分はゴルフをやりますが、ゴルフはまさに敗者のゲームです。ミスをたくさんしたものが負ける。

チャールズ・エリスはこのテニスの考え方を投資に応用し、市場に関する個人の見解と投資の取引コストの高さから、儲けを追求しても、報われず、むしろ損失を回避するべきと結論つけたと言っています。

それでは、投資における攻めと守りとはどいうものなのでしょうか❓

攻めの方については、平均を上回る利益を追求するために高いリスクをとることと。

守りとは、正しい行動をすると言うより、間違った行動を取らないと言うことに重点を置くこと言っています。

守りの投資とは、プラス要素を取り込むより、マイナス要素を避け、緩やかかもしれないが、継続的に前進することによって、より高いリターンを狙うアプローチと解説しています。

また、守りの投資には二つの大原則があると解説しております。

①損失を出す資産をポートフォリオに入れないこと→これ結構難しい。

(投資先について幅広く綿密な調査を行い、何があっても曲げない厳格な投資基準を作り、低価格と十分なリスク対応を求め、持続的繁栄やバラ色の予測や不透明感のある出来事を積極的な投資材料にし無いことによってこれを実行できるとしています)※よく勉強して誘惑に負けるなと言うこと。

②ポートフォリオを分散させ、ポートフォリオ全体でリスクを抑え、安全性を高めること

(この戦術を取れば、厳しい時期を乗り切り、賢明な投資がやがて実を結ぶ時まで生き残れる可能性は高まる)

この①と②を見ていると、今まで勉強してきたインデックス投資そのものと感じます。

ただし、インデックス投資も守りと攻めがあるので、これについてもリスクを考えてバランスを取ることが重要と感じます。

また、ディフェンシブ投資に必要な要素として、ウォーレン・バフェットが言うところの「安全域」もしくは、「誤りの許容範囲」であると言っています。

誤りの許容範囲」とは何かですが、想定外にならない範囲で受け入れられる誤りのことです。

「誤りの許容範囲」について、別の例え話としては、100ドルの価値が出ると見込んでいる資産があるとして、90ドルで購入すれば儲かるチャンスを手にできるが、見込みが楽観的過ぎて、損する可能性もいくらかあるが、70ドル、つまりは20ドル安く購入すれば損する可能性は低下する。

つまりは、低価格というのは、見込み違いの許容範囲が広がる一方、利益を得る機会も確保できるので、低価格というのは、「誤りの許容範囲」の究極の源と言っています。

これは、確かに理解できます。

低価格の株であればあるほど、業績がよくなるかどうか微妙という見方が出る一方で、損失を低く抑えられ、利益も残せる手段と捉えることができます😄

以上が負けない投資方法という考えです。

次に、恐怖心を持って投資せよについては、後日解説いたします。

本日も投資の勉強にお付き合いいただきありがとうございました。

ローマは一日にしてならず。

投資成果は一日にしてならず。長期投資なり。

愛は一日にしてならず。これも長期投資が必要なり・・・少し深い。

それでは、また😄👋

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