日経平均年内36,000円視野?米テーパリング年内先送り?投資初心者が踊らされる報道について考える

情報いろいろ

 みなさん、こんにちは。

 日本、アメリカともに、株式市場を揺るがす週末の出来事で、今後の投資がどうなるか、わからなくなってきました。

 日本では菅総理辞任の報道を受けて株価は29,000円台を3ヶ月ぶりに回復。

 方やアメリカは、8月の雇用者の伸び率減速から、年内のテーパリング先送りが囁かれ始めました。

 両国の今後の株式市場がどうなっていくのか。

 Bloombergのニュースから内容を考えたいと思います。

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米雇用統計、エコノミストこうみる-テーパリング先送りほぼ確実

 Bloombergニュースの5月4日の見出しです

 内容を読んでみると、

 8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の急減速となったのを受け、9月21、22日両日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、資産購入の段階的縮小(テーパリング)開始の検討が先送りされることがほぼ確実になったとみられる。

 と書かれていました。

 これをコメントしたのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の元エコノミストで、現在はマクロポリシー・パースペクティブズ社長のジュリア・コロナド氏という人物だそう。

 ツイッターで見つけたので参考まで画像載せておきます。

 このジュリア・コロナド氏は現在、経済動向を分析した様々な情報提供サービスを生業にしていますが、今回の雇用統計の発表を受けて、9月のFOMCでテーパリングが決定する「可能性は消えた」と指摘。

 その上で、「年内のテーパリングはなお基本シナリオであり、発表の時期やテーパリングのペースを決める上では今後数カ月のデータが重要になる」と述べた。とありました。

 この氏のコメントを読み解くと、9月のテーパリング決定は消えたけど、年内実施は基本なので、今後の経済動向次第と言っていると解釈できます。

 消えたのか消えてないのかよく分からない記事ですが、見出しだけ見てテーパリングなくなったとは言えない記事です。

 また、元FRBエコノミストで現在はコーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「ホスピタリティー業界や小売業界でさえ雇用創出が急減速したことは、デルタ変異株が労働市場に影響し始めている証拠と考えられ、それは何らかの警鐘となるだろう」と指摘。

 その上で、「比較的早い段階もしくは速いペースでのテーパリングを求めていた一部FOMCメンバーは、言説を多少トーンダウンさせるかもしれない」と述べた。とありました。

 このコメントも憶測であり、表題のテーパリング先送り確実といういう割には、記事の中身は、あまりにも論拠が薄い気がしました。

 年内テーパリングは、9月の雇用統計発表次第・・・の方が、個人的にはわかりやすいです。

出典:Googleファイナンスより

 ダウ、S&P500が下落しましたが、恐怖指数のVIXはそれほど上昇していません。

 この情報の通り、テーパリングが年内無いとみられれば、アメリカ株は来月の9月の雇用統計発表まで、値上がりが続きそうな気配です。

日経平均は3万6000円視野か、混乱再来か-ポスト菅時代へ思惑交錯

 これもBloombergの上記記事と同じ日の見出しです。

 この中で、大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは3日のリポートで、新首相が新型コロナウイルス感染症(COVID19)患者用の病床を増加させ、コロナ禍からの経済回復を持続させることができれば、日経平均株価は年内に現水準から24%高い3万6000円に上昇する可能性もあると指摘した。と書かれていました。

出典:大和証券ホームページより 木野内栄治チーフテクニカルアナリスト

 日経平均株価36,000円到達は、新首相がコロナ禍からの経済回復を持続させることができればという条件付きという記事です。

 よく読まないとダメですね。

 菅総理が辞めたら株価があがり、その勢いで36,000円まで株価あがるかもよ・・・というような印象見出しです。

 これも、先のテーパリング記事と一緒で、憶測記事で根拠は薄いです。

 最近、この手の株投資記事を読んできて分かったことがありました。

 Bloombergの記事はよく読むのですが、読めば読むほど・・・

 Bloombergの見出しは、ニッカンスポーツの競馬見出しと同じだなと。

 競馬であれば大川慶次郎、株投資であれば、元FRBや元〇〇など、経済界の大物で、権威ある人のコメントを拾って、投資家の注目を集めている感じです。

 確かに、情報は商売になるので、致し方ありませんが。

 ただ、投資のプロは、このような見出しを分かって話半分で読んでいると思いますが、投資素人には難しいかなと。

 過激な見出しに振り回されない判断力を身に着けないと。

 そういう意味からすると、投資初心者に優しいのは、長期のインデックス投資一択だと思います。

 理由は、長期のインデックス投資は、一度投資をしてしまえば、緩やかな上昇を待つだけで基本放置のため、細かいトピックスに、いちいち反応しなくていいからです(その分退屈で、短期の売買が気になりますが)

 短期で利幅を稼ぐトレーダーの方は、こうした記事に株価が反応しやすので、注意する必要があると感じます。

 みなさんは長期投資派、それとも短期投資派どちらでしょうか?

 投資手法によって記事の味方が異なる例として、今回ご紹介しました。

 長期投資家が気をつけなければいけないこと・・・それは、その情報は長期投資に影響するかどうか。

 長期投資で気にかける事は、過去5年間の平均利回りが目標の利回りを下回っていないかだけ。

 わたしは、初心期間間もないので、なんとも言えませんが、平均5%を下回らなければいいかなと。

 逆に10%は出来すぎかなと思います。

 目標の利回りを下回るようであれば、売りを検討する。

 長期投資はそれくらいの感度でいいと思っています。

 みなさんそれぞれ意見ありますので、これはあくまでわたしの意見なので、参考まで。

 今回も御覧くださりありがとうこざいました。

 この記事が、みなさんの参考になったら嬉しいです。

 また、このブログが少しでもお役に立てたらTwitter、フォローいただけると嬉しいです。

 次回もお楽しみに。それではまた(^_^)/~

 

 

 

 

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