株投資の逆張りとはI

情報いろいろ

 みなさんこんにちは😃

 3日に渡ってご紹介させていただきました株投資の落とし穴を避けるシリーズいかがだったでしょか?

 今回は、最終日で少し触れました株投資の逆張りについて、勉強していきたいと思います。

 この件も、前回同様、ハワード・マークスの著書、投資で一番大切な20の教えより引用し、みなさんと一緒に学んでいきたいと思います🖋😃

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逆張りとは何か?

周りが意気消沈して売ろうとしてるときに買い、周りが高揚した気分で買おうとしているとにきに売るには最大限の勇気が必要だが、そうすることで最大限の利益が得られる。

ジョン・テンプルトン卿

 

 株投資の逆張りとは、まさに、この言葉のことを指しています。

 ちなみに、ジョン・テンプルトンは、ウィキペイディアによれば、サー・ジョン・マークス・テンプルトン(Sir John Marks Templeton, 1912年11月29日 – 2008年7月8日[1])は、米国生まれのイギリス人投資家、銀行家、篤志家。1954年にミューチュアル・ファンドのテンプルトン成長株投信株式会社を設立し、同社は38年間に渡り平均年率15%の成長を記録した。1999年、マネー誌において「間違いなく今世紀最も偉大な投資家である」と評された、とありました。

 ハワード・マークスの著書の逆張りに関する説明の冒頭で、この言葉に尽きるということで、紹介されていました。

 この言葉を知って、なんだ、そんなことか、簡単ではないか、と思ったか方もいるかと思います。

 自分も初めはそう感じました。

 ですが、よくよく自分の投資先を見てみると、ブログやYouTubeなどで、誰かが勧めていた銘柄であり、自分で調べて自分で選んだ銘柄ではないことに気付きます。

 ハワード・マークスが言う、「大半の投資家をひとくくりにして表せる言葉か人だけある、それば、順張り投資家だ」と言うのも納得できます。

 逆張り投資家になるならば、現在人気のない銘柄、誰もが知らない株に投資していることを意味します。

 ですが、ここで疑問が浮かびます。

 常に逆張りをする投資家を目指すべきなのかと・・・。

 皆が儲かる言って勧めているなら、それでいいではないか、そんなの関係ないよと言われる方も多いとも思いますし、今のところちょっぴり自分もそう感じています・・・💦

素晴らしい投資成績を実現するため手段

 この逆張りについては、以下のように解説しています。

 素晴らしい投資成績をあげるためには、他の人とは違う、より複雑で洞察力に富んだ思考が必要だ。

 つまり、他の人とは違うのだから、群衆のほとんどがこのような思考を巡らすことはなく、群衆の判断は成功のカギになりえない。むしろコンセンサス(群衆の合意)が戦う相手であり、コンセンサスのポートフォリオは避けるべき構成の手本と言える。

 このことは、納得できます。

 前回まで勉強しました、株投資で落とし穴を避けるということは、群衆がやっていることを盲目的に行うのは、墓穴を掘っているのと同じ、ということだからです。

 偉大な投資家、ウォーレン・バフェットも同様のことを語っています。

他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならない。

ウォーレン・バフェット

 

 周りと同じことをすれば、そうした人々や自分自身の行動が一因となって、増幅する変動の波に晒されることになる。その大波が断崖に押し寄せているときに、群衆と行動をともにするのは、間違いなく危険だ。それを避けるには、並外れたスキル、洞察力、規律が必要なのであると締め括っています。

 資産を増やすも、守るも、最後は自分自身の決断です。

 自分の投資を決める心のコンパスが、常に群衆と同じ向きならば要注意。自分の頭で考え、判断できる癖をつけないと、資産は増やすことはできないということを、ハワード・マークスは伝えていると思います。

 仕事と同じですが判断する前に一呼吸置く、または一歩下がって考える・・・この姿勢が大切かもしれませんね😄

逆張りという黄金の鍵

 盲目的に群衆と同じことをするのは、危ういことだというのが、少し理解できました。

 そして、ハワード・マークスは、資産を守り投資を成功させるカギは反対のことをする、つまり大衆から離れることにあり、他の人が犯す過ちに気づける者は、逆張りによって巨額の利益をあげることができるのだ、と語っています。

 ここで、株の相場と群衆真理の関係について解説しています。

●相場は、強気から弱気へ、過大評価から過小評価へと激しく揺れ動く(ハワード・マークスがよく引用する振り子と同じ動きであるということ)

●相場は、群衆、あるいは、ほとんどの人の行動によってあおられ、強気相場では売りたい人よりも、買いたい人が多くなる、または、売り手よりも買い手の意欲のようが高まると生じる。人々が売り手から買い手に変わり、買い手の意欲が高まる一方、売り手の意欲が弱まると、相場はさらに上昇する(相場上昇の定義=買い手の意欲>売り手の意欲)

●強気相場の変曲点で買ったり、保有するのは危険だ。変曲点とは、強気相場または、弱気相場がこれ以上いけないところに達すると生じるタイミングのことで、例えば、ずっと買わないで我慢していた一人が買った時、相場はピークを迎え、上昇はなくなるということ。

●強気相場の変曲点で、次の日に一人が買い手から売り手に転じれば、相場は下げ始める。

●よって、ほとんどの人が辿り着いた相場のピークや谷底というものは、ほとんどの人が間違っていることを意味する(一人の離脱者によって、簡単に崩れるものだから)

 以上の解説は、以下の言葉で締め括られています。

 ●従って、投資を成功させる鍵は反対の動きをすること、つまり、群衆から離れることにある。他の人が犯す過ちに気づける者は、逆張りによって巨額の利益を上げることができるのだ。

 確かに、これができれば苦労はしないと思いますし、見極める能力はどのように養えばいいのかも分かりませんが、このことを知ると知らないでは、投資行動で大きな差につながると感じました💦

まとめ

今回は、投資における逆張りとは何か、逆張りをする意味について学びました😄

まとめると以下の通りになります。

●逆張りとは何か

周りが意気消沈して売ろうとしてるときに買い、周りが高揚した気分で買おうとしているとにきに売るには最大限の勇気が必要だが、そうすることで最大限の利益が得られる。

逆張りとは素晴らしい投資成績を残すための手段であること。

投資を成功させる鍵は反対の動きをすること、つまり、群衆から離れることにある。他の人が犯す過ちに気づける者は、逆張りによって巨額の利益を上げることができる

 投資の逆張りの話、いかがだったでしょうか😄

 逆張りという株投資の方法は、群衆と違う動きをすることになるため、非常な孤独と判断力、独自の規律を守るという強さが必要な方法です。

 個人的には、良い相場に波乗りすることは悪いことではないと思いますし、情報を取りながら、独自で損失回避を考えている場合は、この考えが全てとは言えないと思います。

 ですが、この考えを推奨しているハワード・マークスは、リーマンショックという事件を経験し、これから多くの教訓を得て、再び同じ轍を踏まないよう、我々に知らせてくれているのも事実です。

 ですので、投資手段の一環として、リスク回避の一つとして知っていて損はない考えと思います😄

 

 次回はもう少し、逆張りについて深堀りしていきたいと思います。

 自分の大切な資産を託す投資は単純なようで単純ではないとつくづく感じます。

 いつも思いますが、株投資に最適解はありませんが、こうして学ぶことで、自分の判断力を養い、資産を増やしていけたらと思います。

 

 本日もありがとうございました😃それではまた👋

 

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