株式投資に役立つ指標について

株投資を始める前に

株投資は、単純に上場会社の株を買う行為なのですが、いざ購入するとなると、いったい何を基準に買ったらいいのか、全くわからないのが正直な所です。

これは、初心者にはとても難しい問題です💦

そこで、株投資をする時の判断基準となる指標されている計算式がありますので、今回はそれについて勉強していきたいと思います😄

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投資先として理想の会社とは・・・

株投資の指標と言われているものを勉強する前に、株投資に重要なことは何かを考えておく必要があります。

重要なこと・・・それは、投資する会社は、世のため人のために有益であり、将来成長していくと考えられる会社であること、また、経営者が正直な会社で、応援したくなる会社であること、と自分は考えます。

実際、株価が高く、株投資で人気の高い企業はそのような要素を持っていると思います。

でもそのような理想とする会社が目の前に自然に現れることはないですし、自分から探さなければ当然見つかりませんよね。

理想と現実。

上場会社の成績は、損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書などで常に公開されています。

これらの用語は会社勤めされている方であれば、聞いたことがあるかと思います。

これらの情報は、会社の健康状態を知る情報としてとても重要なものです。

用語がとっつきにくいので、毛嫌いする方も多いと思いますが、株投資で良い会社を見つけるためには必要な情報です。

こんなことを知らなくても投資は可能といえば可能ですが、知ることで投資の幅が広がるは間違いないです。

好きなので、例え話で何度も登場しますが、北斗の拳にででくるケンシロウの兄者であるジャキが、勝負は勝てばいいのだという単純明快な言葉通り、確かに株投資も勝てばいいだけです。

しかし、このような単純な考えは長期投資に向かないばかりか、短期投資においても勝ち負けを追求するあまり、最後は心身ともに疲労して自滅する投資パターンだと思っています(短期で利益を得るためには、大きなリスクを取らないといけませんし、リスクとリターンは表裏一体です。正直サラリーマンや副業で長期投資をするにはジャキ方式は向かないと思います)

先に書きました通り、投資先として理想の会社というのは、成長し続けていている訳で、成績も良いと考えられます。

また、経営者も魅力的であり、ネット情報でどのような人物かある程度確認することも可能です。

アップルのスティーブ・ジョブスやアマゾンのジェフ・ベゾス、串カツ田中のぬきけいじ・・・など

魅力的な人ばかりです。

海外投資の場合、会社確認に、英語スキルが必要となりますが、財務諸表と言われる、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書に出でくる用語はとてもわかりやすい単語なのでわかりやすですし、日本の証券会社では営業成績を日本語表記していることもあるので、わかりやすいと思います。

会社の健康状態について

株価の指標を説明する前に、会社の健康状態を図る代表的な三つの財務諸表を見てみましょう。

会社の健康状態で最も重要なことは、とにかく利益を出しているかどうかですが、上記のシートにある通り、会社が成長する過程で設備投資で借入金などが増える場合は、収益が一時的にマイナスになったりする場合があります。

最も重要なポイントは、本業で稼ぐことができているどうかなので、損益計算書の事業利益がプラス、それと営業キャッシュフローがプラスになっていれば問題ないのではないかと思います。

株投資の指標について

代表的なものについて勉強しましょう😄

PER(株価収益率)・・・Price Earnings Ratio

株価が一株あたりの純利益(EPS)の何倍になっているかを見る指標です。

・なお、一株あたりの純利益(EPS Earnings Per Share)は純利益➗発行済み株式数で出します。

純利益は上記の損益計算書のA、税引後の当期利益のことです。発行済み株式数は上場会社の情報で検索します。これで算出したEPSで株価を割れば、PERが求められます。

PER=株価➗EPS

このPERが低い銘柄は、割安であり、高い銘柄は割高ということができます。日本の上場会社のPERの平均は15倍と言われ、これより低い倍率の株は割安で成長が期待できる株と考えることができます。

PBR(株価純資産倍率)・・・Price Book-value Ratio

株価が一株あたり純資産(BPS)の何倍かになっているかを見る指標です。

PBRが一倍は、その会社の株価が解散価値と同じということになります。

PBRが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高ということになります。

・なお、一株あたりの純資産(BPS Book-value Per Share)は、純資産÷発行済み株式数で算出。

純資産は、上記の貸借対照表のDとなります。株価は現在の株価です。

PBR=株価➗一株あたりの純資産(BPS)

・実際に保有している資産に付加価値が上乗せされ、1.2倍程度が平均と言われていますので、これより低い場合は、割安株と考えられます。

ROE(自己資本利益率)・・・Return On Equity

・株主が出資したお金を使用してどれだけの利益を出したかを見る指標のこと。

ROE=税引後当期純利益(損益計算書のA)➗自己資本(貸借対照表のD)✖️100で算出。

日本の上場企業のROEの平均は2018年で9.4%、アメリカは18.4%、ヨーロッパは11.9%、日本は欧米に比べて率が低い。

・ROEが高い会社は、儲けがうまい会社と言えます。

配当利回り

投資額(株価)に対する配当金の割合のことです。

配当利回り(%)=一株あたり配当金➗株価✖️100で算出します。

・一株あたりの配当金は証券会社の株の紹介画面に大体掲載されています。

東証一部上場企業の平均配当利回りは1.6〜1.7%です。

4%以上が高配当株と言われており、自分の投資指標として重要視する項目です。

配当性向

純利益に対する配当金の割合のことです。

・会社の利益をどれだけ株主に還元しているかを示す指標です。

・大きいのは良いことである一方、株を購入してもらいために成長資源に投資をせず、配当金を厚くする会社があるので、株価の上昇も重要視する場合は、注意が必要です。

配当性向(%)=一株あたり配当金➗一株あたり純利益(EPS)✖️100で算出。

目安は30%とされています。

株投資で必要な指標について今回は勉強いたしました。

会社の健康状態を確認して、その上で、利益を出しているかどうか、投資先としてどうか、という順番で見る癖、ルーチンのようなものを身につければ、投資リスクは自分の理解する範囲に収まり、少なくすることができると思います。

自分も、これらの指標をルーチン作業として、大切な資産を少しづつ増やしていけたらと思います😄

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