みなさん、こんにちは😊
今回は大塚ホールディングスについて調べてみたいと思います。
大塚ホールディングスと言えば、ポカリスエット、カロリーメイト、ボンカレー、クリスタルガイザー、マッチ、オロナミンCなどなど、身近にある飲料、食品等のイメージが強いため、製薬会社のイメージがない方が多いと思いますが、立派な製薬会社です。
ホールディングス傘下の企業は、大塚製薬、大鵬薬品工業、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品、大塚メディカルデバイスなど6社あります。
革新的な商品を世に出し続けている大塚ホールディングスについて勉強していきたいと思います。
大塚ホールディングス
成り立ちは大塚武三郎氏が1921年に、にがりから炭酸マグネシウムをつくる化学原料メーカーの大塚製薬工場を祖としています。
1953年にオロナイン軟膏、1965年にオロナミンC、1968年にボンカレー、1973年にごきぶりホイホイ、1980年にはおなじみのポカリスエットなどを発売。
2008年に持株会社化して2010年に東証一部上場。「医療関連」「ニュートラシューティカルズ関連」「消費者関連」「その他」の4セグメントで事業を展開しています。
早速、独自の企業分析表で内容を見てみましょう。
スローガンにあるとおり、大塚ホールディングスの商品は、今までになかった革新的なものが多いようです😊
先に取り上げました、ポカリスエットですが、これは1980年に発表された飲料で、発売された当時、小学5年生だった私は、これを普通のジュースと思って飲み、しょっぱくてびっくりしたのを思い出します。
飲料と言えば、コーラなどの甘い炭酸水や、果汁が入ったジュースしか無い時代でしたので、しょっぱい味は、相当強烈で、何が美味しいのかわからないというのが実際でした。
ただ、汗をかいたあとに飲むと、いくらでもごくごくイケてしまう飲み物に変わるので、不思議な飲み物だと感じていました💦
また、1983年に発売されたカロリーメイトも、栄養が手軽に取れる不思議な食べ物という印象が強く、大塚ホールディングスが世に出す製品は、なんとも先進的で、未来感たっぷりの印象がありました😊
まさに世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造するというスローガンに基づく姿勢を感じます。
食品イメージが強い会社ですが、以外にも主力は医療分野です。
以下に分野毎の売上と収益を記載しました。
大塚ホールディングス事業分野 | 売上(億円) | 事業利益(億円) |
医療関連事業 | 9,552 | 1,972 |
ニュートラシューティカルズ関連事業 | 3,341 | 420 |
消費者関連事業 | 314 | 106 |
その他の事業 | 1,401 | 105 |
表にあるニュートラシューティカルズ(Nutraceuticals)とは、Nutrition(栄養)とPharmaceuticals(医薬品)から作られた言葉で、 1989年に米国のStephen L. DeFelice博士が発表し、人々の日々の健康維持に有用である科学的根拠をもつ食品・飲料をこのように呼ぶことを提唱したとのことです。
ポカリスエットやカロリーメイトなどが、この分野の機能性食品となります。
医療関連分野では「顕在化しているが満たされない医療上のニーズ」をテーマに、重点領域として精神・神経領域とがん領域に注力しているようです。
さらに循環器・腎領域、消化器領域、眼科領域、診断薬、輸液事業、医療機器事業など多岐にわたる領域・事業に取り組むことにより、病気の診断から治療に至る包括的なヘルスケアサービスを提供しているようです。
革新的な製品を連発している企業なので、PERとPBRは、先にご紹介の薬会社のように相当高いだろうと思っていましたが、これが以外でした。
PERは17.38倍、PBRは1.39倍と予想よりも低く、6月21日現在の日経平均PER13.70、PBR1.20倍と比較しても、多少上回る程度ですので、製薬会社の中では相当割安株と言えます。
株価の10年間の動きをTOPIX(ピンク)と比較したものをSBI証券で調べてみました。
ほぼTOPIXと連動している動きとなっており、最終的にTOPIXに若干負けています。
この動きで思い出したのが、アメリカのバリュー株ETFでした。
バリュー株の特徴は、大きな値動きがない代わりに、値下がりが少ないこと。
割安株なので、価格が安いこと。そして、配当は比較的高めであるということです。
と、思って配当利回りを調べてみたら、予想通り高めの2.11%でした。
配当利回りが2%超えているので、TOPIXで負けていても値上がり益と合わせると相応の収益が期待できると考えられます。
まとめ
今回は、大塚ホールディングスについていろいろ調べてみました😊
調べて分かったことは、ポカリスエットだけ作っている会社じゃなく、ちゃんとした製薬会社だということです💦(失礼しました)
スローガンにあるように、今までにない革新的な製品を開発しようという気概のある会社ということで、例えて言うなら製薬部門のソニー、ホンダ、トヨタ、パナソニックのようなイメージでしょうか。
昔、日本企業が世界初を連発するCMを見て育った我々世代は、最近の日本が元気がないのは、変にまとまり、お行儀がよくなったせいではないかと思っています😥
今は中国などの新興国が、そのような役割を担っている気がして少しさみしい気がします。
毎度のことですが、日本企業を調べるうちに、がんばれ日本企業という感情が沸き起こります。
大塚ホールディングスの株価を見ても、ここ3年間少し停滞気味なので、世界初が出でくれば、一気に上昇する気がします。
大塚ホールディングスも、医療分野のインデックスには入れたいと思います。
今回はいかがでしたでしょうか😊
みなさんも大塚ホールディングスの意外な一面を発見いただけたのであれば嬉しい限りです。
最後までお読みくださりありがとうこざいました。
次回もお楽しみに、それでは(^_^)/~
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