みなさんこんにちは😊
前回ブログでご説明した通り、今回より、ハイリスクでありながら、これから伸びると思われる企業の紹介をしていきたいと思います。
今回は、チエルという企業です。
それでは、早速はじめましょう😊
どんな企業?
チエルは設立が1997年、ジャスダック上場が2016年と上場から5年目の企業です。
主なサービスは、学校の教育現場におけるICT事業で、簡単にいうとタブレットやIT端末を使用した授業支援サービス、情報セキュリティ、進路支援などを行う会社です。
平成元年に文部科学省から発表されたGIGAスクール構想の実現では、2022年中に端末配備を終了し、2023年から実質的な取り組みがスタートされる予定となっています☝️
これを円滑に進めるために、政府が昨年発表した委員会メンバーにチエルの名前はありませんでしたが、学校教育のICT化に特化しているチエルは、ノウハウの蓄積では先行しており、名だたるIT企業が委員会メンバーに居るものの、潰される心配はないと考えられます🧐
企業概要
それでは、独自の分析表に基づき解説していきます😊
創業者の持ち株比率は25.8%であり、全体の1/4を占めているのでオーナー会社です。
時価総額は100億円未満であり、これからの売上の頑張り次第といったところです。
チエルが目標とする株価が一株1,750円のようですが、現在はコロナ禍で現場営業が進まず1,134円と低迷しています。
前年からの売上対比での年成長率は、12.8%と急伸しています。
また、PERは24.5倍、ROEは19.9%となっており、PERは7月13日の日経平均PER13.76より割高となっています。また、日本企業のROEの平均の最新値ではありませんが、2018年で9.4%なので、二倍近い値であり、儲け上手な企業と言えます。
個人的に判断した、スコアですが、40点満点で、34点を付けました。
今の所、学校のICT市場では、チエルが先行者利益を得ており、政府の学校現場へのIT端末導入によって大手企業が参入きたときに、飲み込まれるか、独自の戦略で生き残り、地位を築けるかがターニングポイントのような気がします。
業績分析
上場してからの株価の値動きです。
昨年コロナによるリモート授業の需要増加を投資家が高評価して株価は急上昇しましたが、現在は振り出しに戻っています💦
2022年3月期の売上、利益は共に増収増益を見込んでおります。
株価は企業の業績を反映したものではなく、投資家の期待値なので、現在の株価低迷を見る限り、投資家が好材料と捉える材料がないので、今後の業績次第では上昇に転じる可能性は高いと考えます😆
コロナ発生以降、WEB活用の機会が増加している状況を反映して、前期の売上は安定傾向となっています😊
2021年に営業CFは5倍に増えていますすが、投資と財務はマイナスとなっています。
創業間もない企業は、財務以外はマイナス、成長期は営業と財務はプラスで投資はマイナス、成熟期は営業がプラスで、投資と財務はマイナスとなりますので、上の表をみると、2020年よりチエルは成熟期に入った感があります😁
但し、2021年の投資額は、2019年の売上に匹敵する額なので、ソフト開発等で先行投資しているようです。
また、余裕資金が溜まってきたので、借入金をようやく返せる段階に入ったという感じです💦
まとめ
今回ご紹介しましたチエルについては、文科省が進めるGIGAスクール実現推進の波を先取りして全国各地の学校で地盤を着々とかためているようですが、政府という戦艦に搭乗している巨大なIT企業と、今後、場所取り合戦に迫られる可能性があります🧐
但し、学校という特殊な領域でノウハウを発揮し、サービスを提供し続けることが政府御用達のIT企業にできるのか、小回りの効くサービスを提供できるのか、甚だ疑問です。
現在の株価は目標の6割なので、買いの時かどうかは悩むところですが、ここ半年ずっと下げているので、購入時かなという気もします💦
このあたりは、自己責任を伴うタイミングだと思います😓
ただし、分析表の評価は34点と40点満点中8割をクリアしているので、個人的には優(9割以上)・良(8割以上)・可(7割以上)で評価すると
良 |
いたします😊
今回ご紹介しましたチエルいかがでしたでしょうか。
学校の教育現場が大転換時代を迎えています。それに乗れるのかどうかが、同社のカギとなります🔑
今回も最後までお読みくださりありがとうこざいました😆
次回もお楽しみに、それではまた(^_^)/~
Follow @animo71
コメント