外国人投資家が好む日本企業は買いなのか?投資初心者もマネしたい投資先(その他製品)⑭・・・ ローランド (7944)

外国人投資先特集

 みなさんこんにちは😃

 アメリカのFRBがついにテーパリングを正式発表しました。

 急な利上げはしない意向を示しているので、株価の暴落は起きていませんが、今後は金利動向に注意を払いながら、株投資が行われていくものと考えられます。

 アメリカが景気上昇のインフレ対策を行う一方で、日本は、選挙以外主だった出来事は無いため、株価の動きは無風といったところでしょうか。

 さて、外国人投資家が好んで投資する日本企業を紹介して参りましたが、14回目の今回は、電子楽器メーカーのローランドです。

 ローランドを創設した梯郁太郎(かけはしいくたろう)氏(2017年没)の残した功績はとても大きく、海外で大きく評価され(日本より海外での功績高い)、アメリカにおいては1991年に米国バークリー音楽大学から、名誉音楽博士号を授与され、また、2000年にはハリウッドにあるロック・ウォークに手形を残し殿堂入りしました。

出典:ウィキペディアより

2013年には第55回グラミー賞にて、メーカーを問わない電子楽器の世界共通規格としてMIDI(ミディ)の制定に尽力し、MIDI規格がその後の音楽産業の発展に貢献したことが評価され、テクニカル・グラミー・アワードを受賞しました。

 毎回驚かされますが、外国人投資家が好む日本起業を知ればしるほど、一人ひとりが夢や希望を持って大きくした会社が、やがては世界規模になり、皆に愛されている。

 企業が存在するということは、社会貢献そのものということを改めて気付かされます。

 カネ、カネ、カネの風潮がまかり通る現代社会、大切な物とはいったい何か、考えさせられます。

 電子楽器の規格や基礎を作った日本人、梯郁太郎が創業したローランドとは一体どのような会社なのか?早速見てみましょう。

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外国人株式保有割合は驚異の73.8%

今まで、投資割合を紹介してきた企業の中で最も大きい割合です。

 ローランドが属する投資業態、その他製品と言われる分野では、日本証券所グループが2021年7月に発表した、2020年度株式分布状況調査結果では、投資割合の平均が39.3%なので、それより30%以上も多い割合となります。

 ローランドの魅力とは一体どのようなものなのか、投資指標を見てみることにします。

投資指標

 タイミングよく、11月5日に第三四半期の結果と今年度末の予想がローランドから発表されましたので、以下の数値は発表ホヤホヤの数値です。

 業績が良すぎて驚きの値です。

1.PER・・・15.4倍

・はっきり言って超割安です。何故なら業績発表が株式取引終了の15時だったからです。

・週明け間違いなく株価は爆上げとなります。

2.PBR・・・4.9倍

・これも、業績発表後の株価想定を考えれば割安さを感じます。

・ただし、普通に考えれば、日経平均の三倍、アメリカ平均4.9倍、世界平均が3倍なので、正直割高なのですが、業績予想、特に当期純利が前年比の倍なので、もっとPBRが伸びてもおかしくないと思います。

3.ROE・・・31.8%

・資本に対しての利益率の割合としては、素晴らしい値です。日経平均が9%ちょっと、アメリカ平均が13%、正解平均が10%ですから、世界の三倍儲けが上手ということです。

・海外投資家の割合が多いのも、この指標が高いためです。

3.年度末売上予想はどれも大幅な増加予想

・第三四半期の決算説明資料に予想がありました。とてつもない増加予想です。

出典:ローランドIR資料より

 外国人投資家の先見の明に驚かされます。ローランドの業績はコロナ禍の巣ごもり需要で大きく業績を伸ばし、ロックダウンが解除されたマレーシア工場の生産完全回復も後押しし、イケイケの状態です。

 但し、大切な海上輸送のコンテナ需要が逼迫し、長期輸送や燃料高騰でのコスト高があるため、リスクが全く無いとは言えず手放しの喜びは禁物です。

4.主力事業と得意地域

・主力楽器は、鍵盤、管打楽器、ギター関連機器の三本柱です。

出典:ローランドIR資料より

 鍵盤の主力製品は電子ピアノです。

 ネットの売れ筋等にあった製品とプロモビデオを参考まで載せます。

 このように弾けるの羨ましい。

ROLAND ( ローランド ) / RD-2000 ステージピアノ
The Roland RD-2000, Acoustic sound preview by Myron McKinley

 管打楽器の主力製品は、電子ドラムのVドラム・アコースティック・デザイン・シリーズです。

ROLAND ( ローランド ) / VAD306
V-Drums Acoustic Design – Solo Playing

 ギター関連品では、ギターエフェクターのコンパクト・エフェクターのアニバーサリーモデル、

BOSS SD-1 SUPER OverDrive – INTRO

 また、KATANAアンプシリーズも好調に売上を伸ばしました。

 アンプに刀のマークがあるとは、海外で人気を意識してのマークなのでしょう。

 大学時代は、趣味半分でギターを弾いていましたが、最新の電子音楽器はこれほどまでに発達しているのかと驚きでした。

 電子ドラムも、室内でもできるように設計されているんですね。すごい技術だ。

主力地区は欧米、海外売上比率は9割

 ローランドの地区別売上でもっとも大きい地区は欧米で、64%。

 中国など、海外の売上比率は約9割です。

 日本はたった10%にすぎません。

 ローランドを支えているのは海外ということになります。

 また、工場は日本、中国、マレーシアの三箇所となり、自動車産業のように、円安が進む現在、当面は円安効果で売上プラスの効果が期待できます。

出典:ローランドホームページより

ローランド創業者・・・梯 郁太郎(かけはし いくたろう)

梯さんという名字は、始めてお目にかかりました。おそろらく、50年以上生きてきて始めて知る名字です。

 この方については、ウィキペディアを参考にご紹介します。

 1930年(昭和5年)大阪府に生まれましたが、二歳の頃に両親が相次ぎ亡くなり、祖父母により育てられます。

 戦争終了後、先に宮崎に疎開していた祖父母を頼り、宮崎県に移住。機会の仕組みに興味があったようで、このとき独学で腕時計の仕組みを学び、なんと、16歳でかけはし時計店を創業します。

 その頃の写真。

 その頃、ラジオにも興味を持ち、ラジオの修理も行いました。

 20歳の頃に大学受験を決意し四年間続けた時計店をたたみ、大阪に移住します。

 大学受験資格に必要な高等学校を卒業するため、夜間学校に通いますが、結核にかかり、4年間もの闘病生活を送り、大学入学を断念します。

 なんとも痛ましい青春時代です。

 その後、退院とともに結婚、大阪阿倍野の地にかけはし無線を創業します。

 そこで、オルガンの音色をラジオで聞いたのがきっかけで、同志社大学にあったパイプオルガンを見学し、電子回路でオルガンを作ることを考え、無線屋を営みながらオルガン制作を行います。

 無線屋が成長してエース電気商会となりますが、ここで、電子楽器製造を行う決意をし、エース電子工業を創立、オルガン製造に没頭します。

 その後、順調に成長を続けたものの、親会社が住友化学に買収されたことをきっかけに、自ら創業したエース電気を退社し、電子楽器メーカーのローランドを設立します。

 ローランドも順調に成長しますが、晩年はローランドの元社員とともに、楽器・映像機器メーカーのATVを2013年に設立しますが、2017年心不全のためご逝去されています。

 16歳で時計店を創業以降、4社も一から創業し、電子楽器業界に多大な功績を残しました。

 そして、冒頭でも触れました音楽業界での多大な功績により、アメリカのロックウォークに手形を残し、MIDIとい世界共通の音楽データ規格制定の功績をたたえ、日本人個人初のグラミー賞を受賞します。

 オルガンの自作って、普通にすごいのですが・・・それより、16歳で時計店を創業したたくましさのほうが、驚きでした。

 何事も始めるのは若いうちにといいますが、20代未満の創業は、両親をなくした身であるからこそ、必要にかられての決意だったのかもしれません。

創業者精神

・ローランドの企業精神、所謂フィロソフィーは以下の3つです。

出典:ローランドホームページより

 すべて明るく、前向きな言葉です。

 梯郁太郎の企業精神を今も大切に受け継いでいます。

 企業は人なり。人の思いが企業の土台を作るということですね。

まとめ

 ローランドのまとめです。

◎外国人投資割合は73.8%と驚異的。
・外国人投資家によって支えられていると言っても過言ではない、世界的な企業と言えます。
・海外売上比率が高いことも、海外投資家の人気の理由と言えます。

◎2021年12月年度末の売上予想はコロナの巣ごもり需要で大幅増収
・売上から利益までどの項目も二桁増であり、特に当期純利益は前年比90%越えの増加。
・現在株価の4千円台半ばが、11月5日の第三四半期決算発表で、どこまで伸びるか注目。
(アナリストは6千円台が妥当株価と予想)

◎事業は鍵盤、管打楽器、ギター関連の三本柱
・事業の偏りが少なく、バランス良い事業体形となっており、安心材料。

◎リクス要因
・需要増加に伴う海外輸送が、半導体輸送を中心とするコンテナ不足のため、納期遅れ、石油暴騰で輸送コスト増加、楽器に使われる半導体不足などを、どのように乗り切るか。
・売上予想が良いだけに、売上動向には注意する必要あり。

◎企業精神がしっかり今も継承されている。
・創業者の思いを今も大切に受け継ぎ、世界の人々をワクワクさせている。
・両親を早くになくした梯郁太郎が最初にオルガンの音を聞いたときに、心を癒やされる何か、心を突き動かす何かがあり、その思いを多くの人に与えたいと思い、ローランドを創業したのかもしれません。

 今回は、ローランドについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

 ローランドの業績発表が本日だったので、タイミングよく決算報告を元に分析できました。

 コロナで大きく売上を伸ばしたようです。

 巣ごもりは、自分の時間がたくさんできたので、楽器をやってみようという人が世界中で増えたのだと思います。

 わたしも、ピアノやドラムを見るとやりたいなあと思いますが、時間には限りがあるので、今は聞くだけです。

 みなさんは、コロナで余った時間、有意義に使われましたか?

 今回も最後まで御覧くださりありがとうございました。

 この記事が、みなさんの参考になったら嬉しいです。

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 次回もお楽しみに。それではまた(^_^)/~

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