株投資などの税金の納め方について

株投資を始める前に

株投資などで利益を出した場合の税金の納め方については、証券会社の登録口座によって異なります。

使用する口座によっては申請が必要になりますので、詳しい内容を見ていきましょう。

証券会社の口座について

株投資で利益が出た場合は、利益に掛かる税金を納めなければいけません。

別のページでもご説明しましたが、最初は株の配当金や売買益が非課税となるNISA口座から利用し、NISA口座の限度額以上の投資を行うようになった場合、課税口座を使用するという順番で投資した方が良いと思います(自分もそうするようにしています)

一般NISAであれば、年間120万円までの投資が5年間可能なので、最大で600万円までの投資ができるということです。

5年間をNISA口座で投資を行ってから、他の口座で投資するのが一番得な投資方法だと思います。

でも、もっと投資を幅広くしたいという方は、NISA口座以外の口座を登録する必要があります。

なお、NISA口座については、生涯で一人一口座しか持てません。

自分は、最初このルールを知らず、楽天口座のNISA口座を解説した後、SBI証券にも登録申請しましたが、証券会社から2つは持てませんと、お断りのメールが来て知るハメになりました💦

皆さんは気をつけてくださいね😄

さて、課税口座についてですが、特定口座と一般口座の2つがあります。

何もしないと一般口座を選択することになりますので注意が必要です。

一般口座とは、投資家自らが一年間の株投資の利益を計算して、確定申告しなればいけない口座です。

色々ネットで、一般口座を調べてみましたが、今のところ大きなメリットはなさそうです。なので、ここでは特定口座について調べてみたいと思います。

特定口座には、源泉徴収ありと源泉徴収なしという口座があります。

源泉あり口座については、証券会社が年間の株式の配当金、売買益などを計算して納税してれるもので、確定申告の手間を省いてくれるので、大半の投資家の方がこちらを選んでいるようです。

一方で、源泉なし口座については、配当金は源泉徴収されるものの、株式の売買益は確定申告が必要となります。

一見、源泉徴収ありでいいじゃんとなりそうですが、この特定口座にはメリットとデメリットがあるようなので、以下の通りまとめてみます。

特定口座 源泉徴収あり

特徴

判定

解説

所得税の確定申告が不要

証券会社が所得税、住民税の20.315%の税金を源泉徴収してくれる。

他の課税対象所得への影響

他の所得と合算しない申告分離課税が原則のため

給与所得者・年金所得者による年間20万円までの雑所得申告・納税は原則不要の制度の活用

✖️

配当金、売買益などの利益が年20万円以下でも源泉徴収される。

他の証券口座で損が出た場合の損益合算

途中で源泉徴収なしに変更することで、損益通算を行い、払い過ぎの税金償還を受けることが可能。

特定口座 源泉徴収なし

特徴

判定

解説

給与所得者・年金所得者による年間20万円までの雑所得申告・納税は原則不要の制度の活用

配当金、売買益などの利益が年20万円以下なら所得税の申告不要。

ただし、住民税5%の申告は必要。

他の証券口座で損が出た場合の損益通算

確定申告を行うので、損益通算で払い過ぎの税金償還を受けることが可能。また、損益通算がマイナスの場合、翌年から3年連続確定申告を行うことで、売買益とマイナスの持越し損失の合算で納税額を節約できる。

確定申告をしなければいけない

自ら確定申告をする必要がある。ただし、証券会社が年間の売買益や配当金、それに対する税金が記載されている「特定口座年間取引報告書」を発行してくれるので、手続きを簡単に済ませることが可能。

特定口座のまとめは本当難しいの一言です。この表を作成しながら、思いましたが、源泉ありを選択すれば利益が20万円以下なら税の取られ損と感じるし、逆に、源泉なしを選択すると、源泉ありの悩みは消える一方、確定申告する必要が出てくるということで、これが最適な方法ですとお示しできないのが、非常に悔しい限りです。

ほんと、色々ネットの記事など読み漁りましたが、今ひとつまとめきれていません。ごめんなさい。

ただ、あくまでも自分が特定口座を選ぶとするなら、源泉徴収なしかなと思いました。

株投資の結果が、必ず値上がりするとは限りませんし、証券口座を複数持ちで投資するので、当然全て値上がりを期待したいですが、リスク管理が全ての世界かと思いましたので。

また、今の自分の投資額を考えると、年20万円の利益はかなり高い目標かなと。

それに投資を勉強していきながら、定年後は自ら稼ぐことも視野に入れて、確定申告くらいは自分でできるようにならないと考えていますので、自分はNISA口座を使えない他の口座については源泉なしでいくことにしたいと思います💦

これは皆さんに強要するものではないので、ご自身の投資額、そこから得られる利益を考えてご判断していただけたらと思います。

損益通算について

特定口座の源泉徴収なしを選択した場合、確定申告を自ら行う必要があり面倒である一方、メリットがあります。そのメリットとは、損益通算できるということです。

そもそも、損益通算とは何かですが、損失と利益を相殺することを言います。

投資は必ず利益が出るとは限りませんよね。

もし一年間投資を行って、リーマンショックのような場面で投資額を大幅に下回る株価となり、堪らず安値で売ってしまった場合、購入価格との差がマイナスとなり、損失が出ることになります。

証券会社に納税を任せて時間節約というメリットがある一方、このように損失がでた場合は、3年間という期間損失を繰越できるので、確定申告で損益通算を行った場合、利益の相殺分(減額分)の税金をカットできます。

まとめ

株投資を行う証券口座については利益に掛かる税金の掛かり方を理解した上で、

①投資による利益が非課税となるNISA口座から使用する。

ただしNISA口座は一人一つしか持てない。

②NISA口座の投資額以上を行う場合は、特定口座を選ぶ。

③特定口座は、投資で得られる利益やリスクを考えて、源泉徴収ありまたはなしを選ぶ。

以上となります。

少しでも参考に皆さんにとって参考になれば嬉しい限りです。

最適な投資環境が選ばれることを祈っております。

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