みなさんこんにちは😊
超ひさしぶりのブログです。
この一週間は株価の下落が続き、どんよりしていました。
わたしは、アメリカのインデックス株の長期投資が中心のため、短期投資のように、株価が何%下がれば塩漬け回避で売りとはならず、ひたすら耐える日々が続いています。
さて、そんな中、前回ブログ(日本株上昇の裏には必ず外国人投資家がいる?彼らの投資ポイントを考えてみた。)で、日経平均株価が3万円を回復した主な理由に、外国人投資家の存在があると解説しました。
この根拠については、「2020年度株式分布状況調査の調査結果について」という資料内に見つけた内容で、更に調べてみると、海運業が増加率でトップになっていました(以下、抜粋資料)
この結果から、投資初心者が投資先を選ぶ際に、外国人投資家が多く投資している先を選ぶのは選択肢のひとつとしてありではないかという考えが浮かび、一応、そのような考えはありなのか、ネットを調べてみると、指南する記事が複数見つかりました。
よって、単純ではありますが、投資初心者にとって難しい株選びの一つの有効手段として、今回より一定期間、外国人投資家が好む日本企業を調べてみることにしました。
第一回目は、海運業界で時価総額1位の日本郵船についてです。
外国人株主割合は34.6%と業界水準を上回る
株主に占める外国人割合を調べてみると、34.6%でした。
これは、上述の表6、外国法人等の業種別保有比率等の状況の2020年の海運業保有比率、32.6%より多い割合です。
その他、一般的な投資指標や、次年度の業績予想についても以下の通り調べてみました。
1.PER・・・3.4倍(当期末予想)
・直近の日経平均PERと比較すると低い。期末の業績予想に対し、株価が割安◎。ただし、株価が大きい(取引単位が百万円を超える)場合は、投資初心者にはハードルが高く、株価格を気にする必要あり。ちなみに、今現在の株価は一株10,170円、取引単位は通常100株なので、100万円から(SBIネオモバイル、SBI証券では1株から購入可能)
2.PBR・・・2.72倍
・直近の日経平均PBRと比較すると高い値。株価÷一株あたりの純資産で算出されるため、株価が高い証拠。1倍以下は割安なので、高め。
3.ROE・・・80%
・ROEは当期利益を純資産で割った比率のこと。つまり、集めた自己資本でどれだけ稼ぐことが出来たかを図る指標。外国人投資家が最も注目する値と言われている。なぜなら、外国人投資家の投資目的が、移り気な株価より、企業が確実に儲けを出し、株主に利益を還元できるか、また、ちゃんと配当できるかどうか。つまるところ、企業の成長、将来性に重点を置いているため。
・そうした意味からすると80%は相当高い値で、外国人投資家がとうしする理由がここにあります。
4.期末の売上、営業利益、経常利益、当期利益がいずれもプラス予想で配当も高い見込み
・自動車、IT分野で必要な半導体が大幅に不足しており、各製造メーカーは大量に輸送可能な船舶輸送の予約を先々まで確保する事態となっており、これら需要の増加から運賃は上昇。結果として、利益が大幅に増え、配当性向も増加している。まさに、外国人投資家が喜びそうな状態が、今の海運業に起きているということ。
日本郵船とはどのような企業か?
時価総額、売上ともに日本一、世界ランキングは、2021年5月時点で、6位となっています。コンテナ部門の0NEが7位なので、合わせると比率的には、世界4位となるため、世界有数の海運業者です。
また、ホームページで日本郵船の歴史を見てみると、三菱財閥を作った高知県出身の岩崎弥太郎が1870年(明治6年)に東京、大阪、高知間の海上物資輸送を行う目的で設立した九十九商会が成り立ちで、その後郵便汽船三菱会社に名前が変わり、1885年(明治18年)に国内の競争相手だった共同運輸会社と合併し、今の日本郵船が誕生したようです。
日本郵船の旗「二引の旗章」は、当時の日本海運業を代表する三菱会社と共同運輸の二社が大合同したことと、日本郵船の航路が、地球を横断するという決意を示したものと説明がありました。
当時の海運業界は、世界との航路の奪い合いだったようで、明治の偉人が祖であり、当時の欧米列強との激しい競争や戦争を生き抜き、今の日本郵船があると考えると、名前や旗に込められたアツい思いが伝わり、外国人投資家とは違った視点から、応援したくなる気持ちになりました。
以下にホームページから抜粋した日本郵船の説明を掲載します。
まとめ
今回の記事をまとめると
外国人投資家が投資する日本郵船は、投資初心者がマネ投資しても問題ないか? 【結論】・・・あくまでも投資は自己責任と前置きした上で、個人的には投資で応援すべき会社だと思う→◎
日経平均と比較すると、PERが割安で、PBRが割高、ROEも物足りない・・・これがどうして投資先として良いと考えるのか?
それは、売上、営業利益、経常利益など、本業の儲けがしっかりしているからです。
日経平均株価は、日本の総裁選で経済が復活することを期待する外国人投資家が釣り上げ、株価が勝手に高くなっているので、当然利益と株価の差を表すPER倍率は高くなり、内部留保が厚い日本企業のPBRは1倍ちょっとの値で留まり、企業価値はそれほど高くなっていないことが理解できます。
それに対して、日本郵船は、大幅な利益見込みでPER予想は低く、外国人投資家の人気を真似した日本の個人投資家の買いが強くなって株価は急激に値上がりし、PBR倍率は高くなり、これらの比率割合で、ROEは日経平均より低い値となっています。
以下は過去六ヶ月の日本郵船と日経株価の値動き比較です。
年当初から急激に値上がりしています。
日経平均は期待高、日本郵船は実力高と言えると思います。
このような形で、今後も様々な企業の分析をしていきたいと思います。
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次回もお楽しみに。それではまた(^_^)/~
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