イメージいただけたかと思いますが、いかかでしょうか。
こうしてできた金属ケイ素(シリコン)は、いろいろな不純物が混じった多結晶状態では使えないため、純度を高め単結晶シリコンにする必要があります。
単結晶シリコンを作る過程で、顧客ニーズに合わせた電気抵抗度合いなどの特質性を持たせ、高純度の単結晶シリコンを製造します。
単結晶シリコンは、インゴット呼ばれる棒状にした後、薄さ数ミリの円形スライスにしたものを研磨して、半導体用シリコンウェーハというものを作ります。
SUMCOのホームページにその辺りの工程図がありましたので、参考まで掲載します。

以下は、シリコンウェーハの製造工程図です。


すごい工程ですね。
更に、このウェーハに様々な特殊加工を施し、四種類の特性を持った製品が出来上がります。
これを顧客のニーズによっていろいろ変えているようです。
ちなみに、このウェーハの価格はどのくらいするのか、調べてみると、なんとモノタロウで販売してしていました。メーカーは違いますが、参考まで載せておきます。

一枚、6,190円。
相場がわからないので、これが高いのか安いのか・・・。
このような状態で、顧客に販売された半導体ウエーハは、その後どのように使われるか?
購入した先では、半導体ウエーハの表面に縦横格子状のラインを引き、四角を一つとしてカットした後、集積回路と組み合わせ合わせて、半導体チップとして完成させます。
最終的に、この状態のものが様々なIT機器に使用されるということです。
半導体の説明はこの辺りで終わります。
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