これは経済が低迷しているときに取られる金利政策で、意図的に軽いインフレ(物価上昇)を起こさせようとします。
インフレが起こる過程としては、企業が低金利でお金を借りて様々な投資(住宅や工場建設、商品開発)を行い、魅力的なサービスができるようになることで、新たな需要を作り出します。
需要がだんだんと強くなってくると、企業収入は増えて、雇用も生まれ、経済が雪だるま式に大きく成長していきます。
企業成長とともに、株価は上昇していき、投資家の資金は株投資に流れていきます。
そして、これがある程度を超えてくると、需要の強さとともに、インフレ(物価上昇)が懸念されてきます。
今度、完全なインフレになってしまうと、物の価格が上がりすぎて、お金の価値が下がります。
つまり、100円で買えたものが、150円でないと買えなくなる → 50円分お金の価値が下がったということになります。
お金の価値が下がると、益々株投資に資金が流れ、国民の消費活動は低下して、企業の売上も減っていき、最終的には経済が回らなくなって国が破綻するということです。
つまりお金が紙くずになるのがインフレです。
話を戻しましょう。
テーパリングはインフレを抑えるために、市中に出回るお金を減らす政策ということになります。
よって、テーパリング=銀行貸出金利上昇となります。
金利が上昇すると株価は下がる。
このブログでも幾度かご説明して参りましたが、投資家はリクスを嫌うので、金利が上昇すれば、リクスなしに金利分利益が稼げる債権や預金に資金が流れるため、株価は下がるということになります。
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