ソフトバンクが最も重要視するNAVについて思うこと

情報いろいろ

 みなさんこんちには😃

 外国人が投資する日本株特集についていろいろやってまいりましたが、ここで一旦終了いたします。

 何故なら、外国人投資家が日本企業の投資で大切にしているポイントがわかったからです。

 これについては、後述します。

 本日は、11月8日のソフトバンクグループ2021年度第2四半期決算発表で気になったNAVという指標についてです。

 不動産会社等では持っている資産の価値で企業の価値が決まるようなので、NAVという指標を重要視しているようですが、これって一体何なの?という疑問から、早速調べてみることにしました。

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NAVとは

 ナブと読むそうです。

 このNAVとは、Net Asset Valueの頭文字を取ってそう呼ぶようです。

 野村総研のNAVの解説をみると、投資信託の純資産総額のことで、純資産総額は投資信託の貸借対照表(バランスシート)の資産から負債を差し引いた額であり、それを単位口数に換算したのが基準価額になる。とありました。

 投資信託についての説明がでてきました。

 つまりNAVとは、投資からお金を集めて、利益を出しそうな株や債券などにまとめて投資する投資信託が生む利益のことで、売上で生まれた利益では無いということです。

 ソフトバンクの話に戻すと、ソフトバンクグループは投資で利益を生む会社ということになります。

 携帯電話のイメージが強いため、反射的に投資会社というイメージには結びつかないのですが。

 ソフトバンクグループの損益計算書で、NAVが生む利益は、仕入れと売り上げの差額となる営業収益ではなく、事業外収益の欄に入ることなります。

 これって、よくよく考えると、セミリタイヤ、俗にいうファイヤーした人が、株の収益だけて生活するのと一緒じゃんと思いました。たぶん、あながち間違っていないと思う。

 つまりNAVとは、ある程度の資産をもつことに成功した人が、お金に稼いでもうらステージで生活していくということです。

 このステージに上り詰めるのには、がんばって、ある程度の資産持つというのが条件です。

 なので、NAVってる=もってる資産に稼いでもらっているよ、という意味になります。

 何兆円ももっているなら、働かなくてもいいし、お金に稼いでもらうのはある意味羨む状態です。

資産で稼ぐ会社の稼ぎっぷりを見るのがNAV

 株式などの資産を持ち、その資産が利益を生むのがNAVなわけで、どれだけ稼いでいるのかを見るとなると、仕入れと売上に相当するものを考えなくてはなりませんが、ソフトバンクグループのホームページでNAVについての説明ページを見ると、以下の説明がありました。

出典:ソフトバンクホームページより

 持ってる株式の時価総額から、純負債を差し引き算出します。

 ソフトバンクグループでは、NAVを保有している株式数で割って、一株あたりNAVを算出し、実際の株価を比較して、安い高いと判断しているようです。

 時価総額から借り入れ金を引き、それを時価総額分の株式数で割って株価と同じような一株の価値を出す。

 ちなみに、ソフトバンクの本日の株価は、6,808円と、前日から647円プラスになりました。

 それに対し、一株あたりのNAVは、12,191円/株です。

出典:ソフトバンクグループホームページより

 株価の二倍近いNAVです。

 本当の価値はどっちなのでしょう。

 ちみなに、PERをヤフーファイナンスで見ると、12ヶ月の予想が6.8倍、PBRは1倍です。

 直近の日経平均のPERが14.45倍、PBRが1.29倍なので、日経平均株価と比較すると割安と

言えます。

 孫会長は、価値として重要しているNAVの1/2の株価について、あまりにも割安と言っており、株主に還元する目的で、今後一年間で1兆円の自社株買いを発表しました。

 自社株買いの効果としては、自己資産で市場の株価を買うことになるため、純資産は減るものの市場に出回る株式数を一兆円分少なくするため、株価が上がりる効果が期待できます。

 また、購入した株式は償却すると発表しています。

 余剰資金がなければできない行為です。

 ソフトバンクとしては、仮に1兆円分6,000円で株を購入して、株価が倍になれば、自社の持ち株の価値が倍なるので、トントンとなり、株主人気を保つ経費としては、安いと考えてているのかもしれません。一兆円で買い物するソフトバンク。

 かつて、ソフトバンクの創業当時、孫会長かみかん箱の上で、とうふのように一丁二丁とお金を扱う企業になると宣言して、職員が呆れてやめていったという話があるようですが、今のソフトバンクはまさに、とうふのようにお金を扱える規模の会社になったようです。

 まとめとして、NAVは、資産転がしで利益を生む会社が大切にする指標と覚えることにしました。

 わたしもいつの日か、NAVってみたい。

 それと、最後に、外国人投資家が日本株に投資する理由を探す企画を14回やってわかったポイントとは

①世界的に認知されている企業であること

②他社にない独自性をもっており、競争力に強いこと

③売上が安定または、極端な落ち込みがなく、これから伸びる要素を持っていること

④ROEが高いこと

この4つだと思います。

 ちなみに、ソフトバンクグループのROEは14%ちょっとなので、日本平均の9%、世界平均の10%、アメリカ平均の13%からみると高い値なので、稼く会社であるものの、割安と言えそうです。

 アリババ株をIPO状態で購入し、大当たりしたおかげ勢いが出ていますが、中国政府のIT企業締め付けが今後も厳しくなると思われ、孫会長のいう国内AI産業の投資が花開けば、再び一万円台の株式価格に戻るのではと個人的には思っています。

 この記事が、みなさんの参考になったら嬉しいです。

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次回もお楽しみに。それではまた(^_^)/~

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