債券とは(後編)

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 みなさんこんにちは😃

 四月も半ば、時間の速さを感じます。

 振り返ると切なくなるので、前を向いてたまには、休んで、遊んで、また頑張る。

 平凡なようで、そうではない毎日、そんな中で、今債券を勉強している。ああ春だなあ。

 全く脈略のない始まりですが、本日もお付き合いください💦

 さて、今日は、債券の後編、最後の勉強です😄

 国や自治体も発行している債券は株式よりリスクが少なく、ポートフォリオには入れておきたい資産です。

 先般勉強しましたが、日本の変動国債10年型の適用金利が0.08%で、100万円を10年保有して得られる利息がなんと、395円。

 コンビニで高いおにぎり一つくらいの利息です😭

 100万円を10年寝かしておにぎり一つ・・・株式くんの前では厳しい結果です。

 ちなみに、バンガード・S&P 500 ETF (VOO)に100万円、過去10年保有した場合の結果は、なんと472万円です。

 債券の約12,000倍。インデックスETF恐るべし。

 ただし、株はリスクがつきもの、これ以上、債券くんをばかにしてはかわいそうなので、後編の勉強いってみましょう❗️

債券にも4つほどリスクがあります。一つづみていきましょう。

債券リスクその①・・・価格変動リスク

 これは、市場金利の変動に伴い、債券の価格が変動するリスクです。

 一般に、市場金利が上昇⤴️すると、債券価格が下落し⤵️、利回りは上昇⤴️

→市場金利が上昇→金利が低い時に買った債券を持っているより銀行預金の方が得→債券が売られて債券価格は下落→最終利回りの式(前回のブログで勉強)の分母が購入単価であるため、安くなった債券を購入した場合、最終利回りは上昇するので、債券価格が下落すると、利回りは上昇することになります。

 ※最終利回り(%)=(表面利率+(額面100円-購入価格)➗残存年数(年))➗購入価格×100
例)表面利率1%、償還期限5年、発行価格99円の債券を残存年数3年の時点で99円で購入した場合、
(1+(100円-99円)➗3年)➗99円×100=1.35%

 一方で、市場金利が下落⤵️すると、債券価格が上昇⤴️して、利回りは下落⤵️

→市場金利が下落→銀行預金より金利が高い時代に発行された債券の方が得→債券が買われ債券価格は上昇→結果として利回りは下落する。

※丸暗記・・・市債利(しさいり)上下上または下上下と覚えましょう😄

債券リスクその②・・・信用リスク

 これは、債券の元本や利息の支払いが遅延したり、一部または全部が払われないリスクのことで、デフォルトリスク、債務不履行利息ともいいます。

 債券を発行した会社の調子が悪くなると、元本や利息の支払いが遅れたり、支払えなくなる。

 信用リスクの目安として、格付けがあります。

 主な格付け期間に、ムーディーズや、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)があります。

 債券の格付けは「AAA」や「C」などの記号で表記され、格付けの高い債券(信用リスクが低い)ほど利回りは低く、債券価格は高くる。

 また、格付けの低い債券(信用リスクが高い)ほど、債券利回りは高く、債券価格は低くなる。

※S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)基準の場合。

格付け債券名称信用リスク利回り債券価格
AAA投資適格債低い低い低い
AA
A
BBB
BB投資不適格債高い高い高い
B
CCC
CC
C
D

 安全な債券ほど、利回りは低く、債券価格が高いという特徴があります。

債券リスクその③・・・流動性リスク

 流動性リスクとは、売買が極端に少なくて取引が成立しないこと。

 つまりは売りたいときに売れない可能性があるということ。

  企業の不祥事などが発生し、これにより上場廃止され、その企業の株式の出来高が極端に減少し、値がつかずに売却できないという事態が起こることです。

債券リスクその④・・・為替リスク

 これは、株式に言えることですが、外貨建て債券を購入した場合、外貨から円に換金する時に、為替の影響を受けて、円安の場合は受取額はプラスに働き、円高の場合は受取額はマイナスに働きます。

 例えば、1ドルが100円の時、外貨建債券1万ドル分、100万円で購入した場合。

 債券満期に、為替相場が1ドル120円の円安の場合、120万円の受け取り額になります。

 逆に、1ドルが90円の円高の場合、100万円は90万円と減額となります。

 為替リスクの対応手段としては、仮に円高の場合、円に換金しなければ差損は発生しないので、

「同一通貨建ての外国債券に再投資する」「利金・償還金を外貨MMFで運用する」「銀行の外貨口座に外貨のまま送金して為替タイミングを待つ」などの方法があります。

 文中のMMFというのは、マネー・マネージメント・ファンドのことで、安全性の高い短期公社債などで運用される投資信託のことです。

 申し込み・解約手数料が無料で、外国債券の利払い・償還金、買付代金に利用可能となるので、これも為替タイミングをみて換金することで、為替リスクを回避できます😄

外国債券・・・サムライ債、ショーグン債

ここで、発行者、発行場所、通過のいずれかが外国である債券について紹介します。

サムライ債・・・発行者:外国、発行場所:日本、通過:円の債券のこと

 サムライ債とは、日本に居住していない海外の発行体(国際機関、外国政府・政府関係機関、外国民間企業)が、日本国内市場で募集(公募)・発行する円建て債券のこと。日本を連想する言葉として「サムライ」の名があてられている。正式には円建外債といわれる。発行時に日本円で払い込み、利払い・償還金も日本円で支払われるのが一般的。

ショーグン債・・・発行者:外国、発行場所:日本、通過:外貨債券のこと

 ショーグン債とは、海外の発行体が日本国内で募集・発行する外貨建ての債券で、正式には、東京外貨建て債という。資金の払い込みや利払い・償還などすべて外貨で行われ、そのため為替レートの変動に影響を受ける。日本国内で発行されていているというだけで、通常の外貨建て債券とほぼ同じ。

・・・以上債券の勉強でした😄債券も勉強することが多く奥深かったです💦

債券は、国や自治体、会社が発行する借用書というのは前編で勉強しましたが、会社が発行する債券は、株式同様にリスクがありました。

 ただし、国や自治体が発行する債券については、会社よりも潰れるリスクが少ない分安全度は高いと言えます。

 よって、会社の債券と株式を比較した場合は、同じリスクで運用益が見込める分株式に部がありそうです。

 50代からの資産運用では、大きな失敗は命取りとなる分、こうした国や自治体の債券は一定割合保有しておきたい投資商品です😃

 国や自治体の債券について、色々な種類を検討して、運用面と安全面でバランスのよいポートフォリオを作っていきましょう😄

 債券シリーズはこれで終わりです。それではまた👋

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

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