みなさんこんにちは😄
落とし穴を避けるシリーズも今日で最終日です🌸
株価というものは、通常、会社の業績が大きく関係しますが、時として投資家心理も会社の業績以上に株価に影響を与え、業績とかけ離れた株価、いわゆるバブル状態を作りだすため、惑わされないための投資の心構えについて学んできました😱
日本よりはるかに投資先進国であるアメリカでは、株投資に関する書籍は山ほどあり、権威と呼ばれる方々が多く存在しております。
現在、ご紹介しております投資で一番大切な20の教えの著者であるハワード・マークスも、その一人で、ウォーレン・バフェットも認めている人物です(本の帯を参考まで載せておきます)
さて、三日目の落とし穴を避ける心構えについて、学んで行きましょう❗️
教訓としての心構え
この著書の中で、2008年に発生したリーマンショックで多くの投資家が莫大な損失を被り、回避できなかったことを踏まえ、どう振舞えばよかったのか、教訓として以下の心構えを述べています。
①お気楽で無謀な他の投資家の振る舞いに気づくこと ②下落に対する心構えをすること ③資産(少なくともリスクの高いもの)を売却すること ④レバレッジを引き下げること ⑤キャッシュ比率を高めること ⑥ポートフォリオ全般でディフェンシブな傾向を強めること
このうち、どれを実践しても効果はあったはずだとハワード・マークスは語っています。
以上の教訓は、現在の日本市場、アメリカ市場の高値相場を見る限り、十分に価値のある心構えであり、私たちにもできることではないでしょうか😃
このことは、株の値動きに対する様々な情報を吸収、観察し、自ら自己防衛するような自発的な行動を促す心構えです。
警戒心を強めれば、周りよりも損失を抑え、痛みを軽くすることは十分可能ですが、自分の資産は自分で守るという強い意志が要求されると思います。
危機意識大切ですね👀
株価の荒波をどう乗りきるか
危機にはいくつもの落とし穴が隠されているが、最も頂けない大きな過ちは、株価が大きく荒れる時に、何もしないことであると指摘しています。
これはどういうことかというと、投資家は大抵、サイクルと呼ばれる、株価が値上がりした時に買い、下がったら売るというようなことをしがちだが、このような行動が最大の落とし穴と語っています。
何故なら、高い価格で買った株を底値で売るようなサイクルをしてしまうと、永遠に利益を上げる機会を失う上に、ポートフォリオの広い範囲に影響を与えてしまうからだと指摘しています。
それでは、荒れる相場ではどう対処したらいいのでしょうか?
答えは、逆張りと呼ばれる行為。つまりは、高値で売り、安値で買うというような行為のことです。
ただし、これを実践するためには、過去ブログでもご紹介しました「ディフェンシブな投資スタイル」、つまりは、ホームランを狙うようなリスクの高い投資を行うのではなく、株式、債券、現金な゛との資産を適度に分散して持つということです。
このようなスタイルの投資をしていれば、投資の荒波に同様することなく、下げ相場で皆が損失を出している時に冷静になることができ、株を底値で買って暴落から利益を上げられる可能性が高いと語っています。
2020年4月にコロナショックで株価が40%以上暴落しましたが、日々の情報を観察し、ディフェンシブな投資を心掛けていれば、現金を当然持ってるはずなので、底値で買い増しし、その後の株価の回復で、想像を超える利益を上げれる可能性が高いということです😄
過ちを起こす投資家の行動
投資家が間違いを犯すよくある行動のパターンとして、6つ紹介されていました。
①株価の分析についてのデータ、計算間違いから、本質的価値の評価を誤る。
②想定されるシナリオとその結果が過小評価されている。
③強欲、恐怖、嫉妬、うぬぼれ、疑うことをしない、同調または降伏、あるいはこれらが組み合わされた状態が極限に達する。
④その結果、投資家が過剰にリスクを取って高値をつけたり、回避したりする。
⑤資産の価格が本質的価値から著しく離れている(乖離)
⑥投資家がこの乖離に気がつかず、拡大を助長する行動をとる。
ちょっと言い回しが難しいので、多少簡略化しています💦
賢く投資をするためには、株価が今どういう状態なのか、正しく知った上で、このような間違いを見抜いて、対応することが必要なのですが、素人では何がどう間違いなのかわからないことが多いと思います😭
このあたりを深く知るために、多くの時間をかけることも難しいですし。
ハワード・マークスとしては、人は同調するからこそ過ちは存在し続けると語っています。
だからこそ、非常な孤独感と他人と違うことをすることでの疑念が長期に自分を苦しめる逆張りの行動をすることを進めています。
ですが、深刻に悩まないように、ご紹介してきました落とし穴や過ちへの意識、柔軟性、適応力、環境から手がかりを掴む姿勢を身につけようとする心構えが大切だと指摘しています。
過ちの基準は時代で移り変わる
投資の誤りを考えたとき、時と場合によって、また時代によって基準が異なると指摘しています。
例えば、ある時代の過ちは以下のようなときがある
●買わないこと(十分に買わない、競り合いでもう一段高い価格で買おうとしない)
●キャッシュを持ちすぎること
●十分にレバレッジを利かせないこと
●十分なリスクを取らないこと
しかし、時代が変われば、以下の行為が過ちである場合がある。
●買いすぎること
●積極果敢に買うこと
●競り合いで値をつりあげ過ぎること
●レバレッジを利かせ過ぎること
●非常に高いリターンを追求し、リスクをとりすぎること
全く逆です。
何を言いたいのかというと、過ぎることをし過ぎないということです。
つまり、恐怖と欲望の振り子が中心点に落ち着いたとき、資産価値は本質的価値と同じ適性水準にある公算が大きいので、両端に振れる振り子のような過度な心理状態で行動しないということです。
冷静に観察して、過ちを起こさないよう恐怖心を持って行動する。
やった方が賢明ということが特にない時には、賢く行動しようというこだわりこそが、落とし穴となる可能性があるいう言葉で、この章を締めくくっています。
まとめ
本日のまとめです。
1.過去の教訓としての心構えは以下の6つ ①お気楽で無謀な他の投資家の振る舞いに気づくこと ②下落に対する心構えをすること ③資産(少なくともリスクの高いもの)を売却すること ④レバレッジを引き下げること ⑤キャッシュ比率を高めること ⑥ポートフォリオ全般でディフェンシブな傾向を強めること 2.過ちを起こす投資家の行動は以下の6つ ①株価の分析についてのデータ、計算間違いから、本質的価値の評価を誤る。 ②想定されるシナリオとその結果が過小評価されている。 ③強欲、恐怖、嫉妬、うぬぼれ、疑うことをしない、同調または降伏、あるいはこれらが組み合わされた状態が極限に達する。 ④その結果、投資家が過剰にリスクを取って高値をつけたり、回避したりする。 ⑤資産の価格が本質的価値から著しく離れている(乖離) ⑥投資家がこの乖離に気がつかず、拡大を助長する行動をとる。 3.過ちの基準は時代で移り変わる、恐怖と欲望の振り子が中心点に落ち着いたとき、資産価値は本質的価値と同じ適性水準にある公算が大きい、両端に振れる振り子のような過度な心理状態で行動しない
落とし穴を避けるという内容、いかがだったでしょうか😄
頷けることもあれば、難しい表記で理解しにくい箇所もあったかと思います💦
ただ、株投資に誤りはつきものであるとと同時に、落とし穴を避けるという意識も大切であることが勉強になったのではないかなと思います😃
こうして考えてみると山あり他にありの株価の動きは、まさに人生と同じような気がします。
人は感情の生き物です。
なので、急な変化があった場合に冷静な対応ができるのかといえば、難しいと思いますが、リスクを常に意識して物事を冷静に観察することを続けることで、いざというときに冷静に的確な判断ができるのではないかと思います😄
日本人が江戸末期に黒船に驚いた如く、株投資を始めてみればいろいな驚きがあって当然です。
こうした知識を蓄積することで、冷静さの一助になることは間違いないと思いますので、今後も勉強かねて、ご紹介していきたいと思います。
本日もありがとうございました😃それではまた👋
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