みなさんこんにちは😃
前回は、逆張りとはどういうものかについて学びました。
今回は、逆張りのタイミングについてご紹介していきたいと思います。
逆張りのタイミングとは?
逆張りという投資方法が、群衆の投資の流れと違うタイミングで行い、大きな利益をあげる可能性がある一方で、市場の動きを完全に予測できない現状では、基本的に絶対的アプローチではないと、ハワード・マークスは語っています。
何故なら、大抵の場合、逆張りするのにふさわしいほど、いき過ぎた相場は常に存在しないからで、相場は数年に渡り割高や割安な状態を維持したり、その度合いを強めたりする可能性があり、このトレンドに逆らえば、逆に手痛い打撃を受ける可能性があると語っています。
逆張りが日常的に絶対的アプローチではないということですね💦
そして、逆張り投資が逆に正当化されると、逆張りそのものが流行りとなり、群衆の投資が常に間違っているという見方が一人歩きする可能性があるとしています。
どうして群衆の投資が間違っていると言えるのかが答えられない限り、単に群衆と正反対の投資が利益を生むと考えて投資するのも、裏を返せば、群集と同じく理由を分からず投資していることと同じだと述べています。
群衆の間違いに気づいて初めて、自分の逆張り投資の迷いや、それによって一時的に損失が出るような場面でも、信念を貫く(株を買い増し)ことができるとのことです😓
逆張りの難しさとは
ハワード・マークスが一人の人物の言葉として、逆張りの難しさを伝えています。
それは、アメリカ名門大学の一つ、イェール大学の年金基金最高投資責任者(CIO)であるデイビッド・スウェンセンで、彼は二十年に渡り、同基金で際立った投資結果を出し続けた人物として知られ、その投資哲学は年金業界のバイブルとされて賞賛されているとのこと。
デイビッド・スウェンセンが残した逆張りの難しさを表す言葉は以下の通りです。
投資で成功するには、一般的な見方と相容れないために居心地の悪さを感じるポジションを貫き通す必要がある。
深く考えずにポジションをとるポートフォリオ・マネジャーは、やはり深く考えずに方針をコロコロ変えてしまい、高値で買って安値で売るという手痛い二重の過ちを犯す。
強固な意思決定プロセスによって掴んだ自信があってこそ、投資家は投機的な高値で売り抜け、周りが投げ売りしているときに、掘り出し物を買うことができるのだ。
・・・アクティブ運用戦略は、組織に組織的とは言えない行動を要求する。これは、ほとんど解決不能なパラドックス(逆説)だ。
型破りな投資方針を確立し、維持するには、居心地の悪さを覚える奇抜なボートフォリオを受け入れなればならない。
それは多くの場合、常識に照らし合わせれば、無分別としか言いようのないものである。
2000年、デイビッド・スウェンセン著「勝者のポートフォリオ運用」より
これを読んで、逆張り投資とは、本当に群衆の間違いを分析、理解をして、自分の信念に基づかないとできない投資方法ということが伝わってきます💦
そして、ハワード・マークスは、素晴らしい投資成果を上げるために重要な要素は二つあると語っています。
1.他の者が気づいていない、あるいは評価していない(そして価格に織り込まれていない)資産の値打ちに目を向ける
2.実際にその値打ちがあることがやがて判明する(もしくは、少なくとも市場でそのように認識される)
成長株を見つけるためには孤独な時間が必要?
これは、まさに宝探しと一緒のような気がします。
誰も気がついていないものを発見し、それがやがて市場で評価される。
このパターンはどんな業界にでも言えることです✨
自分はアイドルオタクではありませんが、昔、『スター誕生!』というテレビ番組がありました。
これは、1971年から1983年まで、12年間に亘って放送された日本テレビの視聴者参加型歌手オーディション番組です。
歌に自信のある素人が、芸能事務所関係者の前で歌い、その場でスカウトしてもらうという、今では考えられない破天荒な番組でした😄
我々世代の人は皆知っていると思いますが、30代後半の方より若い人は知らないのではないかと思います。
この番組で合格して歌手になった中に、岩崎宏美や山口百恵、ピンクレディー、小泉今日子などがいます(まだまだ大勢いますので、興味かある方はWikiで調べてみてください)
合格した歌の上手い人はその後、プロダンションの宣伝により、スターになって行きます(当然、スターになれず消えていく人も多いです)
何を言いたいのかというと、この勉強をしていて、ふと株投資も同じと思ったからです。
我々のような株投資の素人でも、歌の上手い下手くらいは簡単に分かりますよね。
これらの基準はどのように作られたのでしょうか?
そう考えると、その理由というのは、昔から好きな歌を聴いて、聞くことに多くの時間を使ってきたからではないかと思うのです。
株投資でも同じことが言えるのではないのか・・・この基準さえ作ってしまえば、将来のスターになる株も見つけることも可能じゃないのかなと・・・💡
歌が上手いか下手かをの基準を自分の中に出来上がるまでには、何度も歌を聞いて時間を掛けるように、良い株を見つけるのには、それなりの時間をかけなればいけないということになります😃
ハワード・マークスも、優れた投資家の多くは、株投資を多くの孤独な時間を使っていると言っています。
そして、この孤独が居心地の悪さの一つであると思うのです💦
コロナで家に篭る時間が多くなりましたが、みなさんは株投資にどれくらいの時間使っていますか?
モチベーションを題材にしたユニグラというYouTube番組があります。自分は大好きで、良く見るのですが、ウォーレン・バフェットがたくさんで出来ます。
孤独に株投資に時間を掛ける様子を放送した内容がありますので、参考までに以下に紹介しておきますので、興味ある方はご覧ください💖
まとめ
今回のまとめいきます。
●逆張り投資のタイミングは日常的に存在しているわけではない、ただ単に群衆と逆の投資をすれば利益を多く出せるというものでもない。そのような場面は滅多に訪れない。
●投資のプロにとっても難しい逆張り投資は、居心地の悪いポジションを取らなければならない。何故なら、群衆と違うポートフォリオを貫かないといけないから。
●群衆の間違いを分析、理解をし、自分が何故そう思うかを理解して投資することが大きな利益を生む可能性を高める。
●他人が゜気がついていない株を見つける基準を養いなさい。
●そのためには、歌の上手い下手が理解できるように、良い株を見つける基準を作るのに必要な時間を持つこと(孤独に勉強しないと出来ない基準)
今回の内容はいかがだったでしょうか😃
株投資の勉強をやっていてつくづく思うのが、どんなことにも同じことが言えると言うことです💦
誰かに頼まれたわけでもないのに、それを孤独に追い求める。
その原動力は何かと言われれば、好きだからとか追求したいからとか、色々ありますが、続けられると言うことは、そういうことなのかもしれませんね😃
仙人みたいな悟り言葉が多いブログになってきましたが、決して怪しい宗教ブログではないので、ご安心を😃
今回もありがとうございました。次回は逆張りの最終章となります。
硬く少し、暗い要素が多かったので、少し明るめにしたいと思っています👋
それではまた😃
Follow @animo71自分が見て本当に良かった本や映画についてご紹介します😃
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