これから伸びると勝手に考えている日本の医療株を知る企画⑫・・・JCRファーマ

医療株特集

 みなさん、こんにちは😊

 2021年の6月も今日でおしまいです。早かったあ6月(5月も同じこと言っていましたが💦)

 明日から、7月。梅雨明けも間近です。それにオリンピックも。

 早速、医療株企画12回目やっていきます。

 今回は、JCRファーマという会社について勉強していきたいと思います。

 みなさんは、この会社ご存知でしょうか?

 この企画を始めてから、日本には本当にたくさんの製薬会社があると気付かされました💦

 医療分野も多岐に渡るので、それぞれの得意分野で活躍される会社も多いということですね。

 今回のJCRファーマも、勉強するまで全く知らない会社でした😓

 ですが、いろいろ調べてみると、将来が実に楽しみな会社であることが分かりました😊

 それでは、早速どんな会社か見ていきましょう❗

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JCRファーマが得意とするバイオ医薬品とは?

 JCRファーマがどんな会社か、ホームページのトップメッセージを読むと、バイオ医薬品のJCRとありました。

 バイオ医薬品って、どんな薬なのでしょうか?

 別のページに以下のような説明がありました。

バイオ医薬品とは、バイオテクノロジーによって作られたタンパク質のこと。
つまり、遺伝子を組み換えたり、細胞を増殖させる等のことで、その技術は幅広く、様々な病気の治療薬に活用されているとのこと。
化学合成で作られる従来の「低分子医薬品」と比較して、バイオ医薬品は大変複雑な構造をしており、製法の確立には高い技術が必要。

 つまりは、いろいろな物質を組み合わせたり、混ぜたりして作る薬とは違い、分子レベルで手を加えて作る薬のことのようです。

 また、それを作るためには高度な技術が必要のようです。

 ページを読み進むと、世界初のバイオ医薬品は、ヒトインスリンとありました。

 そもそもインスリンとは何か調べてみると、

インスリンは血糖を下げる働きのあるホルモンのことで、膵臓で作られる、とありました。

 重度の糖尿病の方は、このインスリンの働きが悪いため、自身の体にインスリンを直接注射して血糖をさげなければなりません💉

 それでは、ヒトインスリンとはどんなものなのでしょうか。

ヒトインスリンとは・・・

・もともとインスリンは従来,ブタやウシの膵臓から精製して製剤化されていた。

・しかし,これらの動物由来のインスリンは,アミノ酸の配列がヒトインスリンとは若干異なっていた。1980年代,ヒトインスリンを大腸菌の遺伝子操作で製造する技術が確立。
(売上世界第9位のアメリカの製薬会社のイーライリリー社が、1979 年に組み換え遺伝子技術を用い、ヒトインスリンを生産。1981 年に大腸菌でプロインスリン遺伝子を用いたヒトインスリンを生産)

・現在、ヒトインスリン製剤への代替が進み、成長ホルモンと並び,遺伝子工学製品が最も普及することとなった医薬品。

 従来のインスリンがブタ🐷や牛🐮の膵臓から生成したとは衝撃です😱 

 これを知ると、ヒトインスリンは無くてはならないバイオ医薬品と言えますね。

 このヒトインスリンの開発後、インターフェロン(抗ウイルス・抗がん作用をもつ治療薬)、成長ホルモン(低身長症の治療薬)、エリスロポエチン(腎性貧血の治療薬)、コロニー刺激因子(白血球減少症の治療薬)、抗体医薬品など、次々と新しいバイオ医薬品が誕生していますとありました。

 ということで、バイオ医薬品は、様々な遺伝子技術などを使ってできた医薬品であり、必要としている分野が多いということが分かりました😊

 また、全世界のバイオ医薬品市場は年々拡大しており、2010年の12兆円から2018年には24兆円に達し、上位100品目の売上げにおいても、バイオ医薬品の占める割合が増加しているとのことです(2010年34%→2018年53%)。市場拡大は今後も続き、2024年には38兆円になると予測されているようです。

 それだけ期待が大きい医薬品ということですね😆

JCRファーマについて知る

 それでは、JCRファーマの会社概要について、独自の基準表をもとに見ていくことにします😊

1.売上高・収益・研究開発費・時価総額

・売上高は300億円、税前利益は68億円、研究開発費は53億円と、今まで紹介してきた製薬会社と比較するとかなり小規模ですが、株価の時価総額はなんと、4,850億円と売上額の16倍です。

・創業して50年未満の企業ですが、投資家からの期待が大きい会社と言えます。

2.PER、PBR

PERは驚きの67.01倍、PBRも12.04倍と、時価総額の高さを裏付ける結果となっています❗

・6月29日現在の日経平均PERは13.94倍、PBRは1.23倍なので、投資家には、将来性のある企業と写っているようです。

3.技術

難病の一つであるライソゾーム病治療薬の研究開発(ライソゾーム病とは、細胞の機能異常によって引き起こされる難病の一つで、50種以上のタイプがある。細胞分裂が阻害されるため、この病気を持って生まれた子どもの場合、内蔵、骨、筋肉、知能などで発達異常となる)

・この難病を治療する方法として期待されているのが、JCRファーマが持つ血液脳関門(blood-brain barrier:BBB)通貨技術・・・J-Brain Cargo®。

脳の重要機能とされるBBBは、治療薬の通貨も邪魔してしまうので、JCRファーマが開発した薬を脳に届けるJ-Brain Cargo®が、ライソゾーム治療で大いに期待されているとのこと。

 凄い技術ですね。

 そして、ライソゾーム病は恐ろしい難病です。

 JCRファーマの治療薬で多くの難病患者が救われて欲しいです。

 誠に場違いではありますが、この勉強で頭に浮かんだのが、お酒です。

 お酒はいともたやすくBBBを通過して、ヒトを酩酊状態にしてしまいます。

 酒は百薬の長と言われる所以かもしれません💦

 この他にも、ウロキナーゼ(血栓溶解剤)精製法の確立、ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト注4IU」の製造承認を取得、日本初の他家由来再生医療等製品「テムセル®HS注」の製造販売承認を取得など、高いバイオ医薬品製造技術により、海外の医薬品製造も行っているようです。

 また、2021年1月には、イギリスのアストラゼネカとワクチンを9000万回(4500万人)分を製造する契約を締結したとありました。

 今はまだ小さい規模の会社ですが、投資家の読み通り、将来性のある技術を持っている企業のようです😋

株価について

 SBI証券でTOPIX(ピンク)と過去10年の株価推移を比較してみました。

 10年前と比べ700%の爆上がりです😱

 時価総額、PER、PBRの高さを証明する値動きですね。

 証券会社の投資分析を見ると、ヒト成長ホルモン製剤の売上が堅調で、バイオ後続品も成長し、希少疾病のバイオ新薬開発にも取り組んでおり、バイオ後続品(ジェネリック品)の薬価下げで苦戦するものの、大きなマイナス要素は無いと、強気の見方をしています。

 この辺りは、盲信せず、慎重に考えたいところです💦

まとめ

 今回は、JCRファーマについて勉強しました。

 いかがでしたでしょうか😋

 難病という希少性の高い病気への対応は、とかく後回し的なイメージがありましたが、JCRファーマはその難病対応を主力においており、世界から注目される技術で対応しています。

 今後、技術開発で新薬がたくさん世に出でくれば、成長が大変楽しみな企業と思いました😆

 個人的に作成したい医療インデックスには是非入れたいと思います。

 今回も最後までお読みくださりありがとうこざいました。

 難病患者の希望の⭐となっているJCRファーマ。今後も応援していきたい企業の一つです。

 それでは次回もお楽しみに(^_^)/~

 

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