みなさんこんにちは。
パラリンピック見る度に勇気をもらっている50kabuです。涙がでるのは何故だろう。
がんばれ日本🇯🇵
さて、今回はダウ平均に連動するETFを紹介します。
ダウとは主にダウ工業株30種平均のことで、アメリカの各産業を代表する30銘柄の株価の平均を基準した指数のことです。
S&P500以外の指数を知ることで、投資先の選択肢が広がります。
それでは早速調べていきましょう。
信託報酬で選ぶならこのETFで決まり
結論から言うと、ステート・ストリートが提供するDIA一択となります。
理由は、信託報酬が0.16%とダウ関連のETFの中では最安、また、純資産が3.3兆円とダウ関連のETFの中では最大だからです。
純資産が大きいということは、それだけ投資家から人気があることを意味します。
この資産額が少ないと、固定経費の割合が高くなるため、信託報酬率は高くなります。
なお、DIAは投資コードなので、正式にはSPDR ダウ工業株平均 ETFとなります。
DIAとS&P500の5年間の株の値上がり率を比較したのが以下のグラフです。
S&P500とほぼ互角です。
この成績なら、S&P500連動のETFを選ぶという方がいると思いますが、そこは個人の好みになります。
その他の海外ETFについて
楽天証券で、ダウ平均に連動するETFの一覧が見れますので、参考まで掲載します。
上から、世界三大資産運用会社のうちに2社であるステート・ストリートとブラックロックが、ダウ平均連動のETFを提供しています。
その次に、FDNというコードを持つ、ファースト・トラストのETFが続きます。
ファースト・トラストについては、初めて見る会社なので、調べてみると以下の通りでした。
◎ファースト・トラストとは ・ファースト・トラストは、米国シカゴに本拠を置く運用会社で、2020年12月末時点の総運用資産残高は約1,716億米ドル(約18兆円*105円換算)です。 アクティブ型ETFの運用残高は約320億ドル(約3.3兆円)で世界一位を誇ります(2020年10月27日時点)。 ・アクティブ型ETFの他に、インターネットやクリーンエナジー等のテーマに着目したETFやファクター型ETFも多数運用しています。 ※出典:ウィキペディアより
ステート・ストリートとブラックロックから見れば、ファースト・トラストの資産額は微々たる規模に映りますが、FDNというコードをもつETFの純資産額が1.1兆円規模なので、ファースト・トラストの看板ETFと言えます。
以下がS&P500指数との株価値上がり率の比較ですが、5年間ではFDNがS&P500を超えた成績を残しています。
ただし、信託報酬が0.51%と高めですが、この成績を見る限り、短期投資では選択肢に入ってくるのかなといった感じです。
ファースト・トラストの下にDirexionのレバレッジETFが掲載されています。
Direxionは、レバレッジETFで知られる金融商品のプロバイダーで、1997年に設立されました。
主に様々なジャンルで、レバレッジ型のETFを数多く揃えています。
前回のナスダックでも解説しましたが、レバレッジ型のETFは値上がり益が2倍、3倍と設計されたブル型(ブルは雄牛の角が上を向いていることから、株価の上昇で利益が出るよう設計されている)と、ベア型(ベア型は、クマの爪が上から下に振り下ろす様から、株価の下落で利益がでるよう設計されている)に分かれます。
以下は他社ファンドの目論見書(もくろみしょと読みます。投資信託やETFの取り扱い説明書のようなもの)から抜粋したブル型ファンドの値下がり時と、値上がり時の説明です。
対象指数の値動きに対して、値下がり時は9倍、値上がり時は3倍となっているのが分かります。
Direxionは、ブル型、ベア型ともに銘柄がありますが、信託報酬が0.95%と高く、純資産額も100億円〜1億円台とハイリスクのため、少なめの資産額となっています。
以下の3点がDirexionとS&P500の5年間の株価上昇率との比較です。
以下のETF(WEBL)は好調のようですが、その下のETFであるDFENはコロナショックで下落してからの立ち上がりが鈍い感じです。
DFENは、航空、宇宙、防衛産業指数連動型で、ブラックロックのITAというETFを3倍の成績になるよう設計されたETFです。
上昇でレバレッジを掛けているETFは下落時も3倍になるので、資産があっという間に溶けて無くなるので、ナスダックでも注意しましたが、投資初心者は触らない方が無難です。
上のグラフのベア型ETFは、下落時で利益を出す設計なので、コロナによる下落で相当利益が出たものと思われますが、これも株価の動きをみて投資しなければらないので、短期投資型のETFと言えます。
日本のETFについて
ダウ平均に連動する主な銘柄は以下の通りです。
信託報酬が高めで、純資産額も少ないためあえて選ぶという銘柄ではないと感じます。
また、1546の野村の銘柄は、売約時に信託財産留保額というコストを0.3%支払う必要があります。
投資信託には一定の固定経費がかかりますが、これを投資家皆で負担するタイプの場合、売却時に購入している投資家に割り振った経費が請求されるのが、信託財産留保額というものです。
基本的に資産額が大きいETFや投資信託はこの経費を払わなくて済みますが、資産額が少ないと、このように払う必要があるので、購入時に確認が必要です。
コード | 銘柄 | 株価 | 信託報酬 | 純資産額 |
1546 | 野村NEXT FUNDS ダウ工業株30種平均株価 連動型上場投信 | 37,900円 | 0.45% | 260億円 |
2562 | 日興上場インデックスファンド米国株式(ダウ平均)為替ヘッジ有 | 3,060円 | 0.3% | 150億円 |
1679 | SIMPLE-XNYダウ | 34,100円 | 0.5% | 29億円 |
まとめ
今回のまとめです。
◎ダウ平均のETFはナスダック同様、信託報酬の安いものを選ぶ。 ◎おすすめは、信託報酬0.16%のステート・ストリートのDIAのみ。 ◎S&P500、ナスダックと比較してもダウ平均の株価は弱めなので、あえて選ぶとするならばという条件付きの紹介とします。 ◎レバレッジ型のETFは投資初心者は触らないほうが無難(どうしても投資したい場合は、余裕資産で投資すること。借入で投資するのはカイジのように、地下生活をすることになる)
以上です。
ナスダックとダウ平均のETFを調べて改めて、S&P500の強さを知りました。
また、バンガード、ブラックロック、ステート・ストリートのETFが報酬が安く、以下に優秀か改めて分かりました。
信託報酬の安い、初心者向けのETFは以下の特集で紹介していますので、興味有る方は御覧ください。
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
次回もおたのしみに。それではまた(^_^)/~
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