ドラマのような後任人事を経て新生LIXILとなる
LIXILは国内住宅設備最大手で、国内外の積極的なM&A(Mergers(合併)and Acquisitions(買収))によって、規模拡大を図ってきました。
LIXILをネットで検索すると、後任人事で揉めたニュースがたくさん出てきましたが、それを解説する前に、会社の歴史を振り返ってみます。
1923年(大正11年)、潮田竹次郎によって設立された妙味屋商店という建具屋が始まりです。
LIXILは多くの企業合併を繰り返し、成り立ちが少々複雑なので、以下のような表にまとめてみました。
代々、創業者一族の潮田家が代表を務めてきましたが、2011年からは社外のプロ経営者に代表を任せるようになります。
登用されたのは、46歳でアジア人初のGEの重役となった藤森義明氏です。
なお、任命したのは会長で創業家三代目の潮田洋一郎氏です。
藤森氏はM&Aを積極的に実施し、売上規模も急激に増加しますが、氏が手掛けた積極的なM&Aで一波乱が起きます。
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