外国人投資家が好む日本企業は買いなのか?投資初心者もマネしたい投資先(金属製品業)④・・・LIXIL(5938)

外国人投資先特集

 世界的な水まわり器具メーカーのドイツのグローエ買収で傘下に収めた中国の水栓金具メーカー・ジョウユウという会社で約660億円もの粉飾決算が見つかり、この責任を取る形で藤森氏は退任します。

 後任は、海外で数々の創業を行い、国内ではモノタロウを創業した若き経営者の瀬戸欣哉氏です。

 任命は全て、創業家一族の潮田洋一郎会長でしたが、この方、税優遇のシンガポールに在住しながら日本のLIXILを経営する少し変わった創業者で、日本の税金は高いから、LIXIL本社をシンガポールに移転するなどと発表してみたり、横浜ベイスターズの買収を試みたり、どれも実行されませんでしたが、投資家から、企業を私物化し、投資家をないがしろにするなど、不満の多い代表者だったようです。

 その後、業績が低迷した際、全ての責任を瀬戸氏に押し付け、取締役会で解任しようと動きましたが、この手続が不透明であると株主から物言が入り、結局、瀬戸氏を始めとした、株主で取締役の8名から逆襲を受け、会長職を退きました。

 この動きがYou Tubeで見れますが、誠に不謹慎ながら創業家とのドロドロした代表交代劇が、まるでドラマを見ているようでした。

 話は変わりますが、

 瀬戸氏は潮田家の争いに勝った際、企業買収で大きくなったLIXILをまとめるため、ワンLIXILと明言し、LIXILを良くしていくというイメージを発表しました。

 瀬戸氏がどういう方かは、You Tubeで検索すれば見れますが、非常に魅力的であり、明るい雰囲気で個人的に好感が持てます。

 ぜひ頑張ってほしいと思います。

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