みなさんこんにちは😊
早速ですが、巷を賑わしているNFTって何かわかりますか?
一ヶ月前くらいから、じわじわと耳にする機会が多くなり、横文字なので、敢えて敬遠していましたが、楽天までもがNFTをやるというニュースを見て、これは調べたほうがよいと覚悟しました。
今回は、話題のNFTについて、いろいろ調べてみましたので、是非楽しんで御覧ください。
NFTを斬る
そもそもNFTは何かについて
NFT → Non Fungible Token (のんふぁんじぶるとーくん)と言うそうで、日本語では代替不能なトークンと訳すそうです。
代替不可能は、逆訳すると、替えることが出来ないとなります。
トークンは、直訳すると「しるし」や「象徴」などの意味で、IT用語では、硬貨や紙幣の代わりに使うデジタルマネーを指したり、ネット決済やクレカ決済の際に使う認証デバイスそのものを指すそうです。
つまり、替えることが出来ない価値のあるデジタル物。
もっと柔らかく言うと、世界に一つのデジタル製品ということでしょうか。
それでは、NFTは具体的にどのような物なのか?
アート、音楽、ゲームなど、デジタル化された様々な製品があるようです。
では何故これが、そんなに騒がれているのか?
高額過ぎる価格で取引されるNFT
話題になっている理由は高額過ぎる価格で取引されているからです。
最近のニュースを拾ってみると、Twitter社の創業者の最初ツイートがNFT商品としてオークションに掛けられ、約3億円で落札。
NFTデジタルアートが75億円で落札。
その他、高額で取引されているNFTは増え続け、すべて高額取引されているようです。
これを聞いて、昔の俳優、松田優作ではありませんが、なんじゃこりゃという気持ちになった50代は自分だけでは無いはず。
そう、デジタルアートは簡単にコピーなどできますし、一点物とか、落札とか、そもそもデータでしょと思うのです。
何故に、それほど高額取引されている意味が全く理解できません。
NFTアートが、Open Seaというオークションサイトで取引されているというので、見てみるとびっくりでした。
下の動くデジタルアートは、84という現在価格が出でいます。
その数字前に、なにやらひし形のものがあり、調べてみるとイーサリアムというものでした。
現在価値を調べると、1イーサリアム(ETH)が、日本円で387,620円でした。
なので、このデジタルアートの現在の価格は、32,560,080円となります。
笑っちゃいました。
また、以下のデジタルアートは2.2イーサリアムなので、約85万円です。
みなさん、この絵に85万の価値あると思います?
わたしには分からない。
このイーサリアムは暗号資産で、ネット上の交換所で一年中取引されています(証券所では取り扱いしいないため、休み無く一年中取引しています)
それが1通貨、387,620円です。
ちなみに、この親玉的存在のビットコインは、1ビットコイン約5,200,000円です。
なんなんでしょう、暗号資産。
NFTは、ビットコインと同じように、ブロックチェーン技術で、取引されるようです。
このイーサリアムという通貨を購入して、このデジタルアートを落札して所有する。
今はまだ、しっくりこないな。
ブロックチェーン技術の説明は難しすぎるので、ここではいたしませんが、NFTアートはこのブロックチェーン技術で、取引されるということは分かりました。
NFTがバブルと思える理由について
NFTの記事を読むと、デジタルアートなら、どんなものも高額取引。
どうして?という気持ちになります。
例えば、子供の絵とか、学生の書いた机の落書きとか、それをNFTとして出品すれば、間違ってどこかの金余りの億万長者が買う可能性も無くもないからです。
絵画の価値は人とそれぞれで、相場は一定ではありません。
汗水流して働く世代からすると、理解ができませんが。
今から30年以上前の1989〜90年代、日本では空前のバブル景気に湧いていました。
ちなみに、1989年12月29日の日経平均株価終値は38,915円87銭と史上最高値となりました。
この時代、土地は必ず値上がりするものと考えられて、持っていれば必ず儲かるという神話があり、実際に儲けを出した人がいました。
つまり、土地は投機対象だったのです。
ヤクザ屋さんが古ぼけた商店街の土地売買を煽ったりして、地上げ屋という言葉が流行りました。
そして、有り余ったお金は、最後に絵画に向かいました。
安田火災海上(現・損保ジャパン)がゴッホの「ひまわり」を約58億円で落札したり、1989年11月、パリと東京を衛星回線でつないで開催されたオークションで、ピカソの傑作「ピエレットの婚礼」が73億8000万円で、リゾート開発会社の日本オートポリスが落札したりと・・・。
今のNFT騒ぎをみると、当時の投機騒ぎと似た感じがするんですよね。
どうなのかな。
バブルはなんの根拠もなく、必ず値上がりするという思い込みで投機的に取引され、実態とかけ離れた価値がついていく現象です。
NFTアート似てませんか。
途中で気がつき、身を引けば、一定の資産が得られるかもしれませんが。
上述のデジタルアートは高額すぎますので、数千円程度なら、バブル感は薄いですが、数十万という理解し難い価格を見る限り、個人的にはバブル感が否めません。
実態がない怖い感覚を持ってしまいます。
バブル景気は弾けると釣り上がった価格が、突然0になる世界です。
高額で買っても次に売ろうとするとゼロ。
このような現象を追いかけ、ひと稼ぎしようするのは、また個人の価値観ではありますが。
法的整備はこれから
著作権は有体物にのみ適用されるため、新しい価値のNFTのような無体物については、所有権移転や、著作権の保護など、整備されていくのはこれからだと思われます。
漫画、音楽、映画など、ネットで無料公開して逮捕されているのを見る限り、他社のものを作者当事者より早くコピペしてNFT化すれば、それが本物としてNFTされる。
今はそういうことが普通に起こっていますが、事件が起きても罰則は無いようです。
著作物の価値を法律でどう守るのか、損害賠償はどうかなど、法整備しなければならないトラブルは今後山盛りで出でくるものと思われます。
法整備前に一儲けという人が、騒いでいる。それが今のNFT狂想曲だと思います。
まとめ
悲観的な意見ばかりしましたが、一方でNFTは正式に出典すればブロックチェーン技術で著作物を唯一のものとして守られる点があり、転売されても最初に出品した人に手数料が永久に払われる仕組みであるも魅力の一つです。
投機目的販売や、使い方を間違わなければ、中国や海外のコピー野郎から、本物を守る手法になり得るのかもしれません。
また、楽天が2022年より楽天グループがNFTサービスを始めることを発表しました。
楽しみですが、しっかりとした価値観を持って利用されれば、とても良い仕組みになる可能性も十分秘めているということで、今回は終了したいと思います。
今回も最後まで御覧くださりありがとうこざいました。
それではまた(^_^)/~
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