みなさんこんにちは😄
先にハワード・マークス著書の「投資で一番大切な20の教え」
この中の17章、[ディフェンシブに投資」することの大切さについて学びましたが、今回は、18章の「落とし穴を抜ける」の中に、投資のリスクについて参考になる内容がありましたので、紹介させていただきます。
想像力の欠如とは?
ハワード・マークスはこの著書を通じ、すばらしい投資成績を目指して努力することより、「損失を回避しようとすることの方が重要だ」ということを読者に理解して欲しいと語っています。
また、世界的投資家のウォーレン・バフェットも同様のことを言っていると伝えています。
大きな過ちを犯さないかぎり、投資家が正しく行わないければならないことはほとんどない。
ウォーレン・バフェット
人は必ず過ちをおかしますし、過ちをおかさない人はいません。
特に自分の大切な資産を株式などに投資する場合、インデックス投資と言えどもリスクはありますし、これを避ける、上手く対処することが重要になります。
50代からの初心者投資家は、若者より資産はある分、ラフな投資になりがちのため、過ちの種について十分勉強し、投資に臨む必要があります。
さて、ハワード・マークスの著書に戻ります。
当たり前の話ですが、損失を回避するためには、損失をもたらす落とし穴の存在を知り、様々な落とし穴の存在を認識し、それがどのような姿で現れるのか知る必要があると語っています。
その中で、中タイトルにある、「想像力の欠如」については、以下のように解説しています。
これは、起こりうる結果の全てを思い描けないこと、あるいは、より極端な事態が生じた場合の影響を完全に理解していないことを意味するということ。
このことについては、起こりうるありとあらゆる結果を前もって理解できないということは、様々な形で影響を及ぼすとあります。
興味深い指摘だと思いました。
仕事のできる人は、昆虫の触角のように、様々な事象から事前にその結果を予測して行動できる人と思います。
何故なら、サービスが良いということは、人の問題を解決できることであり、解決できる人に人気が集まるからです。
例えば、スタバのお店でも、スタッフによってサービスの質が違うように、できる人とできない人では、これからを予測する想像力の差が大きく関わっていると感じました。
若干話が脱線しました。
よって、投資とはまさしく「未来に対処すること」なので、投資を行うには、未来の状況がどうなるのかという点について、見通しをもたないといけないが、ほとんどの投資家はごく身近な過去を未来に投影しがちで、金融に関する記憶が持続する時間は短い傾向にある。
また、この投資は確実に儲かるなどの話によって、かき消されがちであると指摘しています。
また、投資家はポートフォリオ内の資産の共通項をしばしば見逃す傾向にあると指摘しています。
例えば、ある自動車メーカーの株が下落すれば、共通する要因の影響で全ての自動車株が同時に下がる可能性があることは誰もが理解しているが、米国株全部、あるいは先進国、全世界株式と債券の同時下落を起こしうる要因を理解している人は少ない、とあります。
よって、想像力の欠如とは、将来起こりうる極端な事象を予期しそこなうこと、また、極端な市場の波及効果を理解し損なうことである、と括っています。
何故こう言えるかは、リーマンショックを例に解説しています。
アメリカのサブプイラム住宅ローンのデフォルトを予想していた人は誰もいなかった、また、その事件が、住宅ローン市場以外のはるかに広い領域に、大きな打撃を及ぼすことまで見込んでいた人もいかなった、この結果がそれを裏付けていると語っています。
まとめ
落とし穴を避けるという内容についてはまだまだ先がありますが、この先は、また後日行っていきたいと思います😃
今日のまとめです。
①すばらしい投資成績を目指して努力することより、「損失を回避しようとすることの方が重要だ」
②想像力の欠如は損失につながる要素の一つ。
③それは、起こりうる結果の全てを思い描けないこと、あるいは、より極端な事態が生じた場合の影響を完全に理解していないことを意味する。
④想像力の欠如とは、将来起こりうる極端な事象を予期しそこなうこと、また、極端な市場の波及効果を理解し損なうことである。
想像力の欠如、なかなか思い当たる点が多い指摘です。
発生した事象について考察力を高め、決して無関心にならない心構えが大切ということかもしれません💦
日常でも生かすことができる考え方ですね。
より一層勉強して、様々な考え方を学んで賢く投資していきたいと思います。
本日もありがとうございました😃それではまた👋
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