ユニコーン企業って何?日本にユニコーン企業が少ない理由について考える

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 みなさん、こんにちは😊

東海から関東の大雨被害ひどいですね。

 熱海の土砂災害の映像みましたが、あまりにも酷すぎて言葉になりませんでした。

 亡くなられた方には心からご冥福お祈り申し上げます。

 

 ところで、みなさんはユニコーンという企業についてご存じでしょうか?

 わたしはこの記事を読むまでは知りませんでした😓

 記事を読んでいくと、なんとなく日本の将来について悲観的になってしまいました。

 それでは、早速記事の内容についてご紹介しながら、わたしがそう思った理由について説明していきたいと思います。

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コロナ禍で増え続ける世界のユニコーン企業

 新聞記事には、

 世界のユニコーン、5割増え700社突破 米国勢けん引-デジタル化とカネ余りで

 というタイトルがついており、読んでいくと、

 ユニコーンと呼ばれる企業価値が10億ドル(約1,100億円)以上のスタートアップは、一年前と比べて5割増えて、700社を突破したとありました。

 コロナ禍で人同士が合う機会が減った分、ウェブ会議などが増え、デジタル技術の需要が高まって、そうした技術をもつ未公開株へ資金流入が加速しているのが原因とのこと。

 まずユニコーン企業については、以下の通りです。

〈ユニコーン企業〉
・評価額が10億ドル(1,100億円)以上の未上場のスタートアップ(ベンチャー)企業。「創業10年以内」、「評価額10億ドル以上」、「未上場」、「テクノロジー企業」の4つの条件を兼ね備えた企業を指す。
・上場を果たして、この4条件から外れれば、ユニコーン企業ではなくなる。
・誕生するユニコーン企業と、退場するユニコーン企業によって、その総数は絶えず増減し変動している。
・また、この言葉は、ベンチャーキャピタリストのアイリーン・リー(1970年生まれ、中国から移民したアメリカ人、現在はベンチャー企業に資金援助を行うベンチャーキャピタルの代表を務める)が2013年に発案したもので、成功したベンチャー企業の統計上の希少性を表すために、神話的な幻獣のユニコーンを選んだとのことです。
※出典:ウィキペディア

 簡単に言ってみれば、上場未公開のデジタルベンチャー企業のことを指す言葉のようです。

 あえてユニコーンと読んでいるのは、そこら辺にうろちょろして、いつも目にする野良猫🐱のような存在ではなく、将来株式上場で儲けさせてくれる、めったに出会えない宝くじのような存在のためです。

 よって、未公開のベンチャー企業に対する投資評価基準のようなものが、海外のベンチャーキャピタルではすでに出来上がっており、投資先として評価に叶う企業には惜しみなく投資を行い、株式上場で大幅なリターンを得るシステムが出来上がっています。

 ベンチャーキャピタル側だけ見れば、設けの種を探すちょっと悪どい印象をもってしまいがちですが、創業間もない企業にとっては、自分達の技術を活かすための資金が無いので、ベンチャーキャピタルからの資金援助はとてもありがたく、互いの利害が一致している関係と言えます。

 宝くじ売り場に並ぶ人が夢見る未来のように、世界中のベンチャーキャピタルも、将来儲けさせてくれる技術をもつ未公開会社を探しているということです。

 ちなみに、未公開株の企業でユニコーン企業の10倍の100億ドル(1兆円)規模の企業をデカコーン、さらにその10倍の1,000億ドル(10兆円)規模の企業をヘクトコーンと呼ぶそうです。

 なんか、安いお菓子みたいな名前でセンスが感じられませんね。

 ユニコーンの上ならば、更に貴重価値の高いツチノコーン、その10倍となれば、ユキオトコーンみたいなユーモアさが欲しいところでですwww

日本で増えないユニコーン企業

 冗談はさておき、この一年でユニコーン企業は300社生まれ、合計で700社となったようです。

 牽引するのは53%で374社のアメリカと、21%で151社の中国で、日本はというとたった6社です。

出典:日経新聞

  この700社のうち、デカコーンは33社となり一年間で9社増えて、その全部がファンテック企業とのこと。

 ファンテック企業とは、ファイナンス(Finance:金融)とテクノロジー(Technology:技術)を組み合わせた造語のことで、情報処理技術を用いて新たな金融サービスを作り出すという用語として使われるようで、スマホで株取引やスマホ銀行などがその類に入るようです。

出典:日経新聞

 それでも日本のユニコーンは6社で、一年前に比べて3社増えて倍になったようです。倍で6社・・・。

 2021年にでは、後払い決済のペイディ(東京・港)、人事労務ソフトのSm artHR(同)が主に海外機関投資家からそれぞれ100億円以上を 調達して、ユニコーンとなったとのこと。

 結局海外に援助求めてユニコーンになれましたの巻です・・・😓

 いったい俺たちのジャパンはどうしちまったんだよ・・・。

 と嘆く前に、日本政府はこの現状に何もしていないのか?と思い、いろいろ調べて見ると、ありました。

 2019年1月、KPMGというイギリスのコンサルティング会社のホームページに、詳しく記載されていましたので、紹介します。

出典:KPMG

 これを読むと、日本政府は2018年6月、第3次安倍内閣の成長戦略である「未来投資戦略2018」を発表しました。この戦略には、2023年までにユニコーン企業を20社まで増やすことを目標にしていると書いてありました。

 ちゃんと日本も危機感があり、体制を作っていいるようです。

 また、日本のスタートアップの現状と課題という名前で、分析されていましたので、紹介します。

●2018年の現状  
戦後の日本でもソニーやホンダといった企業が世界を代表する会社となり、日本の高度経済成長を支えました。近年における新興大手企業の動向を見てみると、パソコン勃興期である1995年前後には、当時新興企業であったソフトバンク、ヤフーやニフティが上場し、インターネットの黎明期を築いたとされています。また、この時期にファーストリテイリングも上場しています。その後、2000年代前半のITバブルと呼ばれる時期には、楽天、サイバーエージェント、GMOなどが上場し、既存の事業分野におけるインターネットシフトに大きく貢献しました。
 2018年11月時点で、ソフトバンクグループの時価総額は約10兆円とトヨタ自動車に次ぐ国内2位、ファーストリテイリングの時価総額は約6兆円と同10位で、いずれも日本のエスタブリッシュな企業とともに、日本経済を牽引している企業といえます。
 そして、最近ではスマホの普及を背景とする事業モデルの多様化から、CtoCの個人間取引フリマアプリのプラットフォームを築き上げたメルカリが、2018年6月に上場しました。上場時の初値時価総額は7千億円超であり、ユニコーン企業としてメディアを賑わせました。
 しかし、メルカリ上場後、日本でユニコーンとされる企業は、AIを使った制御技術に特化したプリファード・ネットワークス1社のみです。同社は、トヨタ自動車から100億円あまりの出資を得ており、その推定時価総額は2千億円超と言われています。ユニコーン予備軍と期待されるスタートアップが増加しているものの、現時点では日本はアメリカや中国、欧州に比べて、ユニコーンが育っていないことは事実です。
※出典:KPMG

 2018年時点で、ユニコーンと呼べる企業は、なんと一社だけだった😱

●起業家の出てこない日本
日本ではユニコーンが生まれにくいのでしょうか。主な理由に、起業意欲の低さ、言語の壁、国内市場の成熟等様々が挙げられますが、根底には日本に起業家が出てきにくい体質が考えられます。
 アメリカのようにシリアルアントレプレナーが多く生まれる背景には、起業に失敗した人であっても大企業やベンチャーキャピタルへ再就職する機会が多く、失敗経験を評価される風土があるとされ、再チャレンジを許容する文化にあると言われています。一方で、日本では、失敗を許容しない風土があり、ドラスティックな新事業を行うスタートアップへの投資の機会や、その成長の芽が摘まれることが以前はあったと考えられます。

 この分析は、自分も同感です。戦後の復興期と違い、ある程度出来上がった社会では、日本人は効率のみ追い求め、失敗によるロスを極端に嫌う傾向があると思います。

 新たなことにチャレンジするのには、失敗しないと何もつかめませんが、これを許容する社会風土がない。どうしてか、それは、日本は職人気質の高い風土だからと思います。

 何故そう言えるのか?

 それは、仕事を覚えるときに良く使われる、「習うより、慣れろ」「背中を見て覚えろ」「教えず、考えさせて身に付けさせる」「マニュアルが無い職場」「同じ職場でも仕事の共有感が薄く、壁を作る職場風土」「強烈な同調意識」などなど、思い当たる点から分析すると日本は、仕事は職人気質、極端に出る杭になりたがらない、国なのです。

 そして、完全な縦社会なので、改革を行うためには、トップが改革を是としない限り、自由な発想や仕事は生まれてこないと考えます。

 まさに、黒船で江戸幕府が崩壊したように、外圧、それも外国人みたいな目の青い、鼻の高い、日本人以外しか、硬直した日本の組織文化を変えるのは難しい気がします。

 なので、ユニコーン企業が出でくるためには、人と違う発想や出る杭を伸ばす官民あげての意識改革が必要だと感じます。

 そして、日本政府としてのユニコーンを増やす施策については、次のように締めくくっています。

経済産業省は「J-Startup」を立ち上げ、革新的な技術やビジネスモデルで世界へ新しい価値を提供できるような企業育成を目指し、日本で有望と思われるスタートアップを官民挙げて集中支援する取組みを始めました。

  経産省で、このようなプロジェクトを作っているのを知りませんでした。

 そして、このJ-Startupのホームページには、138社のスタートアップが紹介されていました😊

 ちゃんとやってるじゃん日本。楽しみです。

 上の文字にリンク貼ってますので、是非御覧ください😊

まとめ

 今回は、ユニコーン企業と、日本の現状について勉強しました。

 世界企業のソニーや、ホンダ、トヨタ、パナソニックなどは、創業当時は、今でいうユニコーン企業だったのが、様々な失敗を乗り越えて大企業となっています。

 日本こそ、世界的規模の企業を応援する、自由な風土の国であるべきと心から思います。

 エジソンは、電球発明で10,000回失敗した経験を問われたときに、10,000回のだめな事実を発見しただけだと、言ったようです。ポジティブー。

 日本人の勤勉さと熱心さがあれば、革命的なスタートアップ企業が生まれてもおかしくはないと思います。

 なんか、この記事を書いているうちにベンチャー企業を応援したくなってきました。

 機会を見つけて、創業間もない企業について調べてみいと思います😊

 今回も最後までお読みくださりありがとうこざいました😊

 それではまた(^_^)/~

 

 

 

  

 

 

 

 

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